中でも3ポート以上光ファイバーを直接接続できる業務用の24ポートや48ポートを搭載する大型スイッチングハブになります。
旧世代の業務用スイッチングハブならオークションなどで格安で入手できますから、やってやれないことはありませんが、そんなスイッチングハブをオーディオルームに置くのは電気的なノイズ、ファンノイズなどが懸念され、オーディオには不適格なものばかりで現実的ではありません。※Catalyst 2960LシリーズはFANレスです。
またNASに関してもSFP端子を搭載する物となると、例えばQNAPなどから販売はされていますが、やはり高額なものになります。
スイッチングハブと同様の理由で現実的ではないでしょう。小型のスイッチングハブでSFP端子が3つ以上という特殊は機器があれば試してみたいところですが、おそらく厳しいでしょうね。
(2)上位スイッチとDELAに光メディアコンバータ
前述の理想形としてすべてを光ファイバー接続にするのは難しいとして、オーディオルームにスイッチングハブを置き、光ファイバーによる電気的なノイズの絶縁を上流スイッチングハブ(SW)、X1、DELAに取り入れることを前提としてみます。この場合以下のようになります。
オーディオSW─光メディコン─光メディコン─上流SW
│└光メディコン─光メディコン─DELA
└─光メディコン─X1
※メディコン…メディアコンバータ
X1と直接接続している光メディアコンバータはMC220Lのことですが、それ以外の光メディアコンバータとオーディオ用スイッチングハブ、DELAは追加で導入されることになりますので、MC220Lの分を除いて6つの電源を確保する必要があり、電源タップ1つでは足りないかもしれません。
そのほとんどはACアダプタになることが想定されるので、ノイズ対策としてiFi-Audio iPowerのようなACアダプタの導入か、ノイズフィルター付き電源タップなどが必要になるでしょう。
ACアダプタだらけというのは、あまり好ましくなくやや現実感に欠けますが、オーディオ用スイッチングハブにsNH-10Gを用いた場合、上流スイッチングハブにSFP端子搭載の機器を用いれば、光メディアコンバータを省いて直接光ファイバー接続が可能になりますし、X1も当然直接接続できます。その場合はACアダプタの数もかなり削減できるので、実現しやすいかもしれません。
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