これをSarum T XLR(1.0m)に交換します。
The CHORD Companyのケーブルは色合いが白を基調とした品の良いケーブルですが、Sarum T XLRは薄い紫色をしていますね。スピーカーケーブルとは正反対に柔らかくてケーブルの取り回しは非常に良いですね。なぜこれほど同じグレードのケーブルで硬さが違うのか不思議です。
試聴システム
試聴システムは以下のとおりです。
- スピーカー：DALI Helicon 800
- プリメインアンプ：DENON PMA-SX1
- ネットワークオーディオプレーヤー：LUMIN X1 -Black model-
- NAS：メルコシンクレッツ DELAモニター評価機
電源はPMA-SX1とX1はアイソレーション・トランス中村製作所 NSIT-200Qから取り、DELAは別の電源タップAcoustic Revive RTP-4 absoluteから取っています。
すそ野の広いバランス
S/N比が高くノイズフロアは低く抑えられ、音場は広く奥行きが感じられます。XLR-absolute-FMと比較するとわずかにくぐもって感じるシーンはありつつも、全体的には鮮度の高い音ですね。
高音は澄んだ印象で高く抜けて高級感があり、中音域には厚みがあって演奏に熱を感じ、低音はボリューム感があり、私が普段作っている環境に入れると膨らみ気味になりますが、富士山型のすそ野の広いバランスで安定感が感じられます。
スピーカーケーブルを交換した時の方が、インパクトは大きかったように思いますが、ケーブルの硬さ(シールド？)の違いが印象の違いに出ているでしょうか。それでも普段聞いているケーブルとの価格差を考えれば優秀なケーブルといえるでしょうし、演奏の熱や温かみある音が好ましい方は、Sarum T XLRはメーカーから直接お借りできるので一度試聴されるとよいと思います。
次は、Sarum T XLRとSarum T Speaker Cable – Ohmicを2本を同時に接続した場合の試聴をしてみたいと思います。
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