プリアンプの予備機があったらいいな
LUMIN X1のプリアンプ機能「Leedh Processing」を活用し、Hypex Nilai500DIY 500W mono kitを直結して利用することにして、ネットワークオーディオに特化したシンプルなシステムへ移行することにしました。
X1には入力端子がないため、プレーヤーなどの機器との接続ができないのがネックですが、その内プリアンプとして使える機器があれば購入すればいいと考えて、従来使っていたプリメインアンプ DENON PMA-SX1やパワーアンプNuPrime STA-9、SACD/CDプレーヤー marantz SA-14S1は処分することにしました。
プリアンプは今すぐ必要というわけでもなかったので、あまり真剣に探していたわけではないんですが、ボリューム調整のきくDACの出物がみつかったので、購入することにしたのです。
WATERFALL Prototype DA-AK4495S ※試作モデル
価格:16.5万円(税別)※Integratedと同等
特徴
- DSD/PCM ボリューム変更対応、ヘッドフォン対応、リモコン対応
- ES9018 を超える音質のAK4495S をデュアルモノで使用
- 電源系統も完全なデュアルモノ設計
- 完璧なモノ設計によりクロストークは測定限界の-140dB 以下(ヘッドフォンは含まない)
- 超高性能電源により、アナログ電源の理論上のノイズ抑圧比は約-300dB
- 384kHzPCM、11.2Mhz までのDSD フォーマットに対応
- DSD の過渡応答を正しく再現可能
- SPDIF からのDoP に対応。DoP はDSD64 までの対応
- DSD、PCM の切り替えノイズなし。プリを省略しパワーアンプに直結が可能
- デジタルフィルタの切り替えに対応
- ロージッターかつppb クオリティの高性能TCXO オシレータを搭載しDAC 素子へ直接入力
- 一部のDAC での潜在的な問題である、デジタルフィルタによる0dB オーバーを解決
- 多系統デジタル入力に対応。OPTICAL:2、COAXIAL:2、AES/EBU:1
- 出力系統は、RCA アンバランス:1、XLR バランス:1、ヘッドフォン:1
- DAC としては大容量のトランスを搭載し安定感のある低音を実現
試験モデルの制約
なお、正式モデルではなく試験的モデルということもありいくつか制約があるそうです。
- ケースは背面パネル以外Integrated と共通
- 専用のネームはなし
- 背面パネルにモデル名等の表記なし
- 電源ボタンで電源が切れないことが多い
- USB入力なし
- 同軸デジタル入力はノイズに過敏でプチノイズが発生することがある
- 特定条件下でボリュームが最大になることがある
状態の確認
貸出機の中古品ということですので、まずは状態を確認します。
開封してみると付属品は電源ケーブルのみでマニュアル等もありません。逢瀬のHPから近似モデルのマニュアルがダウンロードできるので支障はないでしょう。
フロントは依然貸し出していただいたことのあるIntegrated 250と似ています。
背面は入出力端子のラベルもなくのっぺりとしています。天板にはあちこち傷が目立ちますが、元が貸出機だったことを考えれば当然でしょう。
フロントパネル
フロントパネルから詳細を見ていきましょう。
左から電源ボタン、大きなノブがセレクトノブ兼プッシュボタン
中央の表示パネルにはリモコンの受信部があるようですが、リモコンは付属していません。
右側の大きなノブがボリュームコントロール、右側の端子はヘッドフォン出力端子となっています。
リアパネル
リアパネルはラベル等がないのでわかりづらいですね。左側から出力端子、入力端子と並んでいるようです。
左からRCA出力、XLR出力、同軸デジタル×2、光デジタル×2、AES/EBUとなっています。USB端子はありません。
電源コネクタはアースピン有の3p仕様です。
セレクトノブ
入力の切り替えはリモコンがないので手動切替です。セレクトノブを回転させることで切り替えます。
1が同軸デジタル1(COAXIAL 1)。
2が同軸デジタル2(COAXIAL 2)。
3が光デジタル1(OPTICAL 1)。
4が光デジタル2(OPTICAL 2)。
5がAES/EBU。
6がUSBとなっていますが、USB入力端子はありません。
ボリューム
最大値を0dbとなっています。
最小値は-115.5dbです。
最小にするとMUTEになります。実際に最小にしていて大音量になることには遭遇していませんが、貸出機にはボリュームノブを最小にすると最大音量になる不具合があったそうなので、ちょっと気を付けないといけませんね。
予備機として
普段はLUMIN X1のプリアンプ機能を使うので、逢瀬 4495S試作DACは予備機として置いておくことになります。貸出機だったこともあり不具合は多いようですが、普段使いするわけではありませんし、不具合にストレスを感じることもないので、出物に出会えて運がよかったです。
試験的に他の機器との接続が必要になった場合にはX1の代わりにプリアンプとして利用する予定です。コンパクトな筐体でかさばらず、持ち上げるのも簡単なので、使う時だけ引き出せるのは体力が落ちた私には適しています。ひとまず処分予定の機器の動作確認などで動作確認をしておくつもりです。
Her-
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