島元社長曰く、「ALLIONのアンプはR型コアトランスを使用しているので、突入電力が大きく、一度でスイッチが入らないことが有りますが、これは異常ではありません。「ゆっくり」とスイッチを入れてください。一度で入らない場合は2~3回繰り返してください。しっかりテストしていますので大丈夫です。 」といわれ、どっか配線がおかしいの?壊れるんじゃないの?と怖かったですが、3度目4度目でようやく電源が入りました。
Y型プラグのスピーカーケーブルの場合挿込が下側からになったので、ラックの奥ギリギリに置かないと接続できませんでしたね。
音像重視の圧倒的な制動力
最初に音を聞いた時には、何か雰囲気が違う、なんだろう?と一瞬戸惑いましたね。200Vの恩恵もあって動作は非常にパワフルで、レスポンスの高い非常に制動のきいた音ですね。音がタイトで低音が重く、キビキビとスピーカーユニットが動いている感覚で、速弾きしているシーンなどは非常にリズミカルで小気味よく、低音の制動重視の印象受けます。
空間表現は広く音場の展開や奥行きもありますが、弱音成分の表現が控えめで、残響音が少ないので、音場に高さを感じさせず、ABAの制振ボードを使ったような、今まで経験してきたアンプの中でもかなりタイトで、立体的な音像を作り出すアンプですね。
音像が明瞭なので、ボーカルの微妙なニュアンスなどは分かりやすいですし、楽器の音が一音一音明瞭ではありますが、音が出た後にスパッと止まるので、ライブな部屋向きというか、共振するものが多い日本家屋向きな気がします。デッドな部屋だとちょっと余韻の広がりが物足りなく感じるかもしれません。
我が家のオーディオルームのような特別な対策をしていない部屋で、これだけタイトってことは、この音決めをしている人は相当キビキビした音が好きなんだろうなぁというのと、個人的にはもっと弱音成分を豊かに、幾重にも層を重ねてふわっと広がるのが好きだなぁというところです。
お借りできたのは実質3日間くらいでしたが、200Vコンセントの動作確認が取れて良かったですし、176万円(税込)のパワーアンプを体験できて、パワーアンプの選択をする上でよい体験になりました。お貸しいただきありがとうございました。
Her-
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コメント
他のアンプに比べてアリオンアンプはなるべく音楽信号を正確に増幅するために作りました。
また、お使いの電源ケーブルはノイズ対策されている為効果倍増されているかも知れないですね。
(つまり、立ち上がりたち下がりがハイスピードにしました。)
また、電源コンセントやカバーなどが効果が上がったかもしれないですね。
奥行きや余韻ならラインケーブルや電源ケーブルで大体解決できますよ。
まぁ、電源工事のエージングもう少し進めた方が良かったかもしれないですね。
青フォレさん、コメントありがとうございます。
S-200svを聞いて優れている点は仰る通りスッと立ち上がって、スパッと切れるスピード感でしたね。
電源ケーブルにも出川式MDユニットが搭載されていたので相乗効果があったと思います。