接続と試聴
NRG-X3はより線でもありシースも柔らかいので、ケーブルはふにゃふにゃとして取り回しはしやすく、配線は簡単です。
NRG-X3はAudioQuestの電源ケーブルの中でも最も安価なラインナップのエントリーモデルですが、長粒状銅(LGC)のより線が採用された電源ケーブルです。より線の利点でありますが、ケーブルが柔らかく、取り回しの良い電源ケーブルで、過去の試聴では高音側の音の改善が見られました。
試聴環境
- ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
- NAS:IODATA RockDisk for audio ※独自カスタム品
- スイッチングハブ:PLANEX FX-08mini ※ACOUSTIC REVIVE Custom
- 光メディアコンバータ:SANWASUPPLY LAN-EC202C
IODATA RockDisk for audioはエーワイ電子のアナログ電源、FX-08miniとLAN-EC202CはRBR-1で駆動し、仮想アースとしてKOJO TECHNOLOGY ForcebarEPが接続されています。
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
感想
OYAIDE PA-23 ZXに比べるとAudioQuest NRG-X3の方が余韻が長く、音の広がりが優しい。低音が骨太で量感が増し、透明感はOYAIDE PA-23 ZXの方が少し良いものの、高音にシャリシャリした感じはありません。
何かが際立ってすごくよくなるという印象はありませんが、ケーブルの柔らかさ、癖の少なそうな素材がそのまま音に反映されたような印象で、今回はこの中庸な印象を採用することにしました。
これまでアナログ電源の電源ケーブルにはあまりこだわってはいませんでしたが、思いの外ケーブルの変更で音に変化があったのは嬉しい驚きでした。また、結果的に予想外の変化もありました。
予定外の効果
上記でAudioQuest NRG-X3をスイッチングハブGS908XLから取り上げてしまったので、代わりに交換でGS908XLにはOYAIDE PA-23 ZXを割り当てました。
上記の試聴が終わった後、いつものゲームを始めると、ゲーム中の映像に解像度の向上と、コントラストの向上を感じすっきりとした見通しに変化したのには少し驚きました。
それぞれのケーブルの効果を適材適所で割り振ることが出来て、一石二鳥の試聴となりました。
Her-
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