2022/1/20不定期更新に変更します

WestminsterLab QuestとReiの試聴~クラスAとは思えない革新的な低発熱アンプ~

WestminsterLab

ところが左スピーカーに関してはY型プラグを使うと、このようにスピーカーケーブルがXLRケーブルや電源ケーブルと干渉してしまいます。

オーディオ アンプ WestminsterLab Rei Quest クラスA iBias CCS Leedh Processing Volume Control LUMIN レビュー 試聴 Urtra standard Power XLR-UT XLR-ST Autria Alloy 金銀銅合金 カーボンファイバーシールド

左右対称の形ならば、スピーカーターミナルを外側になるようにできるんですが、同じ形の筐体なので、こうした左右の不都合が出てしまうのはどうしようもないですね。柔らかいケーブルを使えば右スピーカーと同じように接続することもできますし、バナナプラグならもう少し干渉も少なくて済むでしょう。

発熱について

Questの消費電力は低いので本体が熱を持つようなことは一切ありません。クラスAパワーアンプのReiに関しては、使用状況に応じて消費電力が変化するiBias&CCSシステムを搭載していることもあり、すぐに音を出しても問題なく、ウォームアップにかかる時間は30分~1時間も十分です。

実際音を出しているときはずっと触っているのはつらいですが、触れないほど熱くなることはありませんし、音を出さずに数日電源を入れっぱなしにしても、ほんのり暖かくなる程度で、とてもクラスAのパワーアンプとは思えない低発熱なアンプと言えます。これはクラスAアンプとしては非常に革新的と言えるでしょうね。

カーボンによるS/N比の高さ

400W(4Ω)という出力の高さもあって、スピーカーの制動力が高く、レスポンスがとても良いので音ににじみは微塵も感じられず、スピーカーが躍動的に踊るようです。クラスAのパワーアンプだからでしょうか、しなやかさを感じさせてくれます。

音の輪郭の彫が深く、音の芯にエネルギーが凝縮して、音の骨格がガッチリと鉄筋に変わったような力強さを伴って、楽器の音の基音が強く主張し、ボーカルに関しても、声が出るときの喉元の動きが頭の中に映像として浮かび、背筋のぞくっとするような気配を伴います。

静かに沈み込んだ漆黒の背景に、清廉な余韻がスーッと消えていく様子はカーボン素材を的確に使っているときに現れる独特の気配があり、音場の立体感を繊細にかつ存在感を持って展開し、非常に静かで癖がなく音量を上げても暴れる印象もありません。

出したい音をパッと出してスッと引くパワーアンプReiのレスポンスと、プレーヤーから受けた信号をReiへと淀みなく送り出すQuestの組み合わせは非常に品位の高い音場を目の前に描き出します。

買えないけどほしい

今回はお借りしてから試せる時間が不足してしまい、X1をプリアンプとして使うことはできませんでしたが、資金があればこんなシステムを我が家に迎え入れることができたらいいなぁと、特にX1の出力先としてReiは非常に欲しくなりましたね。

Questはカーボンシールテッドバージョンで330万円(税別)、Reiはペアで400万円(税別)ですから、即購入とはいきませんが、もし今宝くじが当たってこれが買えるくらいの泡銭が手に入ったら、パッと買ってしまうかもしれませんね。

数日後には返さなくてはいけないのか、このまま返さないでいいよと言ってくれないだろうか…などと思っていたところで、試聴の延長が可能になりました。何でも以前はお借りできなかったXLRケーブルが追加で借りられることになったそうです。ラッキーですね。

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Her-
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