カーボン特有の静けさと彫の深さ
カーボンシールドを使ったケーブル類はこれまでも試聴したことがありますが、基本的には同じ方向性で変化をし、背景が黒く沈み、音の彫が深くなり、音像がはっきり描いていきます。静かなシーンではより静けさが増し、音量が上がるとより密度の高く、音の輪郭は濃く太くなる傾向ですね。
低音はタイトで切れがあってスピード感がありつつ、音に厚みがあり腹に響いて質感は重く、バスドラムの跳ね感、バイオリンなどの弦楽器の弦に触れたときの弾む感触がよく表れています。
WestminsterLab Cablesはグレードによって差こそあれ、音像よりも音の響きの豊かさに特徴のあるケーブルだと感じていますが、Urtraシリーズにカーボンシールドオプションをつけた最上位のグレードともなると、音像もよりはっきりくっきりと浮かび上がります。
下位グレードで気になっていた音のかすれは気にならなくなったものの、新品ということもあって、最初は少し音が詰まって余韻が短い感じがしましたが、数時間も接続すれば、詰まったような感じはなくなり、余韻もよく伸びてくるようになりました。
オールWestminsterLab
試聴できたのは全体で1週間程度でしたが、プリアンプQuestからパワーアンプReiまで、オールWestminsterLabのトップモデルで統一された音は圧巻で、これがWestminsterLabの音と言えるものでしたが、パワーアンプを選択する際の良い指標になる経験でしたね。
QuestとReiに各種ケーブルを合わせたお借りした機材の金額は定価で1000万円越えです。私にはとても購入できる金額ではありませんが、お金があったら「Reiを買いたい」、その一言に尽きます。
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