ハイレゾ感が感じられる
「Morzart: Piano Concerto 21 in C」でFLAC 176KHz/24bitのファイルですね。
高スペックなハイレゾの曲ということもありますが、音数が多さが目立ちます。音のセパレーションは高く、NASとしての基本的な性能の高さは確認できます。ただのパソコンにDLNA Serverを起動しただけで、この精細感を出すのは難しいでしょうね。
基本的にRoon Serverとして使うことを想定しているのでしょう。内蔵ディスクに保存されているデータ少ないので、一時的に普段DELAに保存してある楽曲をコピーして聴いてみることにします。
高音に強いエネルギー感ともやもや感
低音はしっかり出ていますが、やや重たく感じます。高音のエネルギー感が高くバイオリンの音が張り、トライアングルのような金属音は煌びやかな印象を受けますね。
何となく違和感を感じるなぁというのが、空間の広がりで、頭の上にが重たく抜けていかないもやもや感を感じます。高音がふわっと広がるときに何か邪魔をする感覚があるんですよね。
少し聞きこんでみると、女性ボーカルは高い声は透明感がありますが、やや低い声になるとくぐもり、男性ボーカルは広がりがありますが、男性の高い声になるとややくぐもるので、このあたりの帯域に何かもやっとしたものがあるようです。
Minim Serverを使って聴いた時の一部の帯域にかかるベールがあるのは少し気になりますが、音場が広がる感じはあまりないものの、非常にエネルギッシュで特に高音に力がある音という感触です。
プレーヤーの負荷の違いが音に違いをもたらすのか?
特定の帯域にもやっとした違和感を感じる点については、理由はわかっていませんが、ただのパソコンではない繊細な音を出すことはわかりました。
sMS-1000SQ EunhasuとX1がDLNAのサーバーとプレーヤーとして動作する場合は、プレーヤー側にデータが蓄積された後、圧縮されたデータを展開して再生し、次の曲に移る場合はまとめて音楽ファイルを持ってくるという作業を繰り返すため、プレーヤー側は負担が大きく、その処理の変動も大きくなります。
sMS-1000SQ EunhasuをRoon Serverとして動作させて、プレーヤーであるX1をLANDACとして動かすとなれば、展開処理はサーバー側が受け持つため負荷が上がり、プレーヤー側は常時送られてくる細切れにされたデータのD/A変換に専念するため負荷が下がることになります。
単体のNASとして考えるとハイスペックなパソコンのような性能は必要ありませんが、プレーヤー側の負荷をRoon Server側で受け持つようになったとき、プレーヤー側の負荷が下がることによる恩恵がどの程度あるのか、ちょっと比較したかったのでMinim Server単体で聞いてみたわけです。
さてRoon Serverとして聞いた時はどんな音になるでしょうか?実際に聞いてみることにしましょう。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント