統合型ストリーミング配信サービス
ハイレゾのような器の大きなメディアが配信できるようになったのは、圧縮技術とインターネットサービスの技術の発展があってこそですが、インターネット経由によるストリーミング配信には、音楽ファイルの配信にインターネット上の楽曲やアーティストの情報を同時に利用できる大きなメリットがあります。それを結び付けたのが統合型ストリーミング配信サービスともいえる音楽配信サービスです。
例えばRoonは、音源にはFLACはもちろんタグなしWAVやDSDファイルでも、タグの情報に依存せずに、それぞれの音源の演奏者や楽曲、収録に関する情報を表示し、NASによる音源管理の枠を大きく超えたユーザーエクスペリエンスを提供するアプリケーション群です。
今後はRoonのようなサービスがネットワークオーディオの主流になっていくと思いますが、その情報量が多いがゆえに、どうしてもハイスペックな機器が必要になるというのがオーディオ的には不都合が多いんですよね。
Roonは3つの要素で構成される
Roonのホームページ(“https://roonlabs.com/“)を見ると、現在は以下の3つの要素が必要になるようです。頻繁に言葉の定義が変わるので、覚えなおすのが面倒ですが、Google先生にお願いして和訳してもらいました。
Roon Core:システムの頭脳です。 それはあなたの音楽ファイル、ストリーミングサービス、そしてあなたのオーディオデバイスを管理します。
Roon App:Roon Coreに接続して、音楽を閲覧、発見、再生できるようにします。 Roonのユーザープロファイルは、すべての人に独自のお気に入り、プレイリスト、タグ、履歴、および推奨事項を提供します。
Audio Device:オーディオデバイスがネットワーク上にあるか、USBまたはHDMI経由で接続されているかに関係なく、オーディオデバイスにストリーミングします。部屋ごとに異なる曲を再生するか、家中どこでも同じ音楽を再生します。モバイルデバイスで音楽を再生することもできます。
私なりにRoonの仕組みを解釈してみると次のような感じかなと思います。
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