sNH-10Gの足元にはAcoustic Revive TB-38H、電源には標準で添付されているACアダプタを使用し、PS Audio Perfectwave Power Plant 3のパススルーコンセントを使って接続します。
ケーブル類も変更はありません。同梱されていたSFPモジュールTP-LINK TL-SM311LSを使用して、光ファイバーケーブル(10m)でLUMIN X1と接続。上流のルータ(YAMAHA RTX1200)とNAS(DELA N1A モニター試聴仕様)をLANケーブル(Acoustic Revive LAN-1.0 Triple-C)で接続していきます。
筐体は同じでも導体の違いが音に出る
sNH-10G SE-Sを経由して、LUMIN X1で再生された音は、S/N比が高く、透明感があるのはSE-Cと同じ傾向ですが、オルゴールなどの金属音は響きやバイオリンやアコースティックギター、ピアノなどの楽器音の基音が鮮烈で鋭く、それでいて響きやが重層感があり、余韻の音残りが長く感じられます。
低音はしっとりと湿度感があって重く体に響き、SE-Cの方が鋭く重かった印象ですね。ボーカルの実在感が強くSE-Cよりも奥行き感が出て、高さ方向の空間の広がりが出ている感覚があります。全体的に音の重なりがより多く、それが響きの音残りの長さや低音の湿度感、ボーカルの実在感につながっているのかなと思います。
違いは明確に出る
筐体や施している対策は全く同じで、配線の導体の素材の違いというはわずかな差ではありますが、やはり音の傾向に違いをもたらしてくれますね。
さて、今回の試聴はオプションの電源やマスタークロックはなく、2つの機種の比較が主題でしたし、当初は試聴期間は1週間ということでお借りしてましたので、比較が終わってしまったらお返ししようかと思いましたが、ちょっと待てよと…。
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