Sonus faber Chameleon T~Specifications~
Sonus faber Chameleon Tの設計者パオロ・テッツォン(Paolo Tezzon)氏です。Sonus faber の開発(R&D)責任者で、創始者である故フランコ・セルブリン氏に師事した技術者です。
フラッグシップ機AIDA・LILIUMを始め、AMATI Futura・GUARNERI evolution・Olympica・Venereなどほぼ全ての現行シリーズは同氏により設計されています。その中でもChameleonシリーズは末弟に当たるモデルです。
- 希望小売価格:WOOD \440,000(ペア・税別)
RD/BK/OR/MB/MG/WH \340,000(ペア・税別) - 交換用サイド・パネル WOOD \150,000(4枚組・税別)
スタンド RD/BK/OR/MB/MG/WH \68,000(4枚組・税別)
安くてもペアで35万円以上はする価格ですから、十分高級スピーカーといえる金額ですが、Sonus faberの製品としてはかなり手が届きやすい価格になっています。Chameleonといえば環境に応じてその外見色を変える動物ですが、その名をつけられた由来がそのサイドパネルにあります。
特徴
輸入代理店であるノアの公式HP(“http://www.noahcorporation.com/sonusfaber”)から情報を引用してみます。
ソナス・ファベール伝統の技に新感覚をプラス
インテリアやその日の気分に合わせて、サイド・パネルのカラーを選ぶ。至福の音をお届けしてきたソナス・ファベールから、新しいスピーカーの楽しみ方の提案です。その名も「Chameleon」シリーズ。
サイド・パネルを着脱式とし、レッド、ブラック、オレンジ、メタリック・ブルー、メタリック・グレー、ホワイトの6色およびウォルナットの突板仕上げの計7色からお好きなカラーをご指定いただける他、別売サイド・パネルにより、目的に合わせた自由なカラー・アレンジメントを可能にします。
「Chameleon」シリーズは、フロア・スタンディング型の3ウェイ4スピーカー・システム「Chameleon T」、ブックシェルフ型の2ウェイ2スピーカー・システム「Chameleon B」、そして2ウェイ2スピーカーのセンター・チャンネル「Chameleon C」の3機種から構成されます。
いずれも、12mm厚イタリア製HDF(高密度繊維板)材のキャビネットをブラック・レザー張りとすることで不要共振をダンプニングし、音響の反射を最適化するソナス・ファベール伝統の手法を忠実に継承。
もちろん内部には補強桟を適宜配置するなど、ソナス・ファベール上位機種のキャビネット設計と変わることのないリジッドな構造によって、音楽のエネルギーを受け止めます。
軽量で扱いやすいサイズながら、サイズを超えたその堂々たるパフォーマンスは、まさに木材を知り尽くしたソナス・ファベールならではの構造設計の結実。そこには、いささかの妥協もありません。
カラー・サイド・パネルは 4層構造とすることで不要振動を分散・吸収する設計になっており、ファッショナブルであるのみならず、キャビネットの制振構造を十全に補完しています。
またスナップ式の着脱部分は、上位機種のドライバー・ユニットにも使用されている高信頼性ポリウレタンフォーム材と制振樹脂を組み合わせる方式とし、キャビネットの音響性能に影響しないよう入念な配慮を徹底しています。
量感とスピード感を両立したサウンド・デザイン
スケール感あふれるそのダイナミックなパフォーマンスに大きく貢献しているのが、精密に設計されたバスレフ・ポート。Chameleon Tではフロントに大口径バスレフ・ポートを設け、さらにショート・ポートも併用することによって、音の量感とスピード感を両立することに成功しています。
また、床の振動からシステム全体をアイソレートするために、専用のスパイクとスパイク・ベースを用意。この設置方式も歯切れのよい低域レスポンスをサポートしています。
ブックシェルフ型のChameleon Bでは、底面にバスレフ・ポートを設置することで小型ながら重厚な低域レスポンスを実現。小気味よく清々しいパフォーマンスとの絶妙なバランスを創出しています。
一方、センター・チャンネルのChameleon Cは密閉型として、映像音声においてとりわけ重要な中音域を緻密に再現。パッシヴ・ラジエーター方式とすることで低域の量感を獲得しています。
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