個人的に気になるポイント
R-AU1シリーズの最大の利点は、データラインと電源ラインが完全に独立したケーブルになっていることでしょう。こうした構造をしたUSBケーブルはあまり多くありません。
一般的なUSBケーブルはデータの+と-、電源の+と-がセットになって1本のケーブルになっていますが、データラインが作り出す高周波ノイズが、電源ラインに入り波形を乱し、その電源ラインから電力供給を受けて動作するICチップはどの乱れた波形の影響を受けて、ジッターなどを発生し、データラインの信号も乱れるという相互干渉による悪循環が避けられません。
例えば、Pioneer USBクリーナーBonnes Notes DRESSINGなどはこの点に着目して、電源ラインのノイズを除去することを目的として作られています。
これをPC-TripleCという高レスポンスな導体、テフロンという比誘電率に優れた絶縁体、そしてアルミに比べてオーディオに適した銅箔シールドを使ったオーディオ仕様のケーブルで分離し、相互に干渉することなく伝送できるというのは、USBで動作する機器を適切に動作させる上で、大きなアドバンテージになるでしょう。
R-AU1-PL貸し出し品
現在は購入していますが、送っていただいた当時は貸し出し品としてだったので、箱などはついていません。(あとで購入時に箱を送ってもらいました。)普通はねじりっこ(ツイストタイ)でまとめられていると思いますが、ビニール紐でくくられているのは、実際に製作している工場などから入荷した状態がこの状態なのかもしれませんね。
こちらはUSBタイプAのオス端子です。R-AU1-PLなので1つですが、R-AU1-SPだとデータラインとパワーラインにコネクタが分かれた仕様になります。
もう片方はUSBタイプBのオス端子ですね。こちらはR-AU1-PL/R-AU1-SP共通ですね。
どちらも金メッキのコネクタに端子ケースも金属製ですね。軽いのでアルミ合金かな?
一般的なUSBケーブルも最近は高速通信に対応するためか、金属のモールドのものが増えているように思いますが、モールドは金属のシールドケースをプラスチックで覆ったものが一般的でした。
またケーブルのシースはPVC(塩化ビニル)であることが一般的で、オーディオ用途のものでもPE(ポリエチレン)が使われることが多いですが、より性能的に有利なテフロンが使われています。廉価版であってもオーディオ用途に合わせて各所にこだわりがもりこまれていますね。
これらのこだわりがどんな音になるのか楽しみです。試聴がたて込んでいるので少し時間がかかるかもしれませんが、試してみたいと思っています。
さてもう1本調達してあります。上位のUSB-1.0PL-TripleCです。また次回。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント