歪み率
歪み率(%THD)を見てみましょう。INPUTの電源の歪み率は1.9%THDとなっています。
OUTPUTの歪み率は0.3%THDとなっています。
シアタールームの機器を、従来通り壁コンセントと電源タップに接続して、電源タップの空き端子にPower Plant Premierを接続して電源を入れてみると、出力時の歪み率は0.4~0.5%THDの間を激しく揺れていて、表示は4と5が重なって9に見えています。
機器が動作することによって、電源の波形を乱してしまうみたいですね。
悪くはないが思ったよりもよくない
オーディオルームのほとんど対策されていない環境に比べると、わずかに数値としてはよいですが、思ったほど改善されていないなというのが個人的な印象です。シアタールームの電源を上流へさかのぼると、家庭用の分電盤に行き当たり、右上の子ブレーカーを1つ占有する形で割り当てています。
オーディオルームとシアタールームは配線経路には大きな差はありませんが、壁内配線や壁コンセントをオーディオグレードに変更することによって、電圧の降下を抑えることには成功しているものの、歪み率を大幅に改善するような効果はなかったようです。
ケーブルや壁コンセントそのものに波形を再生成するような機能はありませんから、子ブレーカーから内部配線に入る以前から他の子ブレーカーなどに接続された機器の影響などによって波形が乱れていて、ノイズフィルタのような効果では補正できない歪みがわずかにあるということでしょうね。
これ以上の改善を試みるなら、やはり幹線から電源ケーブルを分岐して、より乱れのない質の高い電流を専用のブレーカーを通じて引き込むしかないのでしょう。そんな工事はすぐにはできないので、シアタールームの電源環境に手を入れてみることにしましょう。また次回に。
Her-
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