アースピンの導通を確認すると
AudioQuest NRG-5はUS仕様ということもあり、3芯の電源ケーブルです。オーディオルームのアースは主壁コンセントはアースが繋がっておらず、副壁コンセントはアースが接続されています。私自身もこれはよくわかっていたので、DELAから電源タップを経由して壁コンセントまで1点アースで接続するように構成を作っていましたが、交換したPOWER REFERENCE-TripleCが2芯ではないかと疑われたので試しにテスターを使ってテストしてみることにしました。
案の定、NRG-5はアースピンが通電しており、POWER REFERENCE-TripleCは通電していませんでした。プラグにピンがついていても内部は2芯のケーブルを使っているということもよくある話で、Acoustic Reviveの電源ケーブルは3芯で作る場合は明確に伝えないと2芯になっているのが一般的です。これはアースループを防止するためです。
そこで、以前シアタールームから撤去したPOWER REFERENCE-TripleCの中から、テスターを使ってアースピンが通電しているものを探して交換してみることにしました。
あぁPOWER REFERENCE-TripleCらしい…。
S/N比の高さからくる凛とした空気感に、左右奥行きともに大きく広がる音場、頭上から降り注ぐような重厚に広がるリヴァーヴ感が感じられ、これが私が予想していた変化!という感じがします。
バイオリンや弦をはじく音にピンと張った緊張感が宿り、ツリーチャイムの鮮やかな金属音には鮮度が感じられ、重くてダンピングの効いた締りのある重低音が空気を動かす感覚に、ボーカルの輪郭が明瞭に浮かび上がるのは、POWER REFERENCE-TripleCらしいですね。
さっきまではいい音だったのに急に曇った音や籠ったように聞こえたり、音のバランスが変わったように聞こえたり、1点アースをしているときにそのアースがなくなると、音が時間によって変動したりする変化として表れるので、おかしいと感じたらアースの異常を疑うようにしています。今回も異常に気付いてよかったですね。
Her-
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