LAN8F2.5-白DPDS
2本目が今回一新された新製品LAN8F2.5-白DPDSです。プラグには従来同様DPDSが装着されており、木片にケーブルを通してあります。我が家の壁内配線はUTPではないのでアースケーブルは未接地として聞きました。
十字介在の成果
高音は青ほどすっきりとした印象はありませんが、青よりも高音の切れが良く、バイオリンの音もよく伸び、金属の響きも鮮やかに感じられます。青よりも高音の突き抜ける感じが進歩しています。このあたりに十字介在を使った効果が出ている気がします。
低音にも芯に強さと重さが感じられ、力強いダンピング感がありますが、ウーファーが空気を動かすほどの駆動力が感じられず、低音の動かす空気に包まれるような広がりがやや物足りません。
やはり「赤」で感じたようなボーカルの熱や楽器の音色の色気のようなものは抑えられているように感じますが、青に比べては熱が感じられるのは木製インシュレータの影響かもしれません。その上高音の感触は青よりもよいですね。空間の広がりについては、青の方が上方への抜けが良く感じられるので、白に変えると気になる方もいらっしゃるかなと思います。
LAN8F2.5-白DPDS-テレガードナープラグVer.
LAN8F2.5-白DPDSにテレガードナープラグを採用したケーブルです。通常のラインナップにはない仕様ですね。アースケーブルがないのは両端接地になっているためだそうです。
不安定の一言
空間の広がりがいいが、バイオリンの音も切れが良く感じるかと思えば、鈍って何かがまとわりついたように重たくなりスピード感が感じられなかったり、金属の響きも煌びやかに聞こえる部分もあれば、主張がなくなったり、高音に良いと思う部分ともやっとする部分が混在する。
低音にも芯に強さと重さが感じられ、力強いがもたつくような重さがありスピード感が物足りなですね。全体的に音に一貫性がなくて、不安定で気持ち悪いです。作者は両端接地による影響ではないかとおっしゃっていましたが、他のLANケーブルを使ってもここまで不安定に感じることはちょっとないですね。
本来ラインナップにはないケーブルですし、一般家庭でSTPケーブルと対応機器を完備した家はそうそうないでしょうから、片端接地の方が好ましいかもしれません。
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