ロスレスオーディオライブラリの構築
2000年ころから作ってきたmp3を主体とした数十万曲の音楽ライブラリですが、2006年に本格的なオーディオ機器を導入してからは、徐々にその活躍の場を失っていきます。
ユニバーサルプレーヤDENON DVD-A1XVAで再生し、プリメインアンプDENON PMA-SA11とフロアスタンド型スピーカーDALI Helicon 800で演奏するには、mp3の音質は物足りなく、音楽再生の中心はCDやSACDへ変わっていきました。
しかし、CDやSACDはmp3と比較すると利便性が悪く、これまで構築してきた音楽ライブラリのような、いつでも好きな曲を呼び出すことができる「Jukebox」という私の理想からはかけ離れた現実がありました。
DLNA対応機器の登場
2008年1月にDENON AVP-A1HDとSONY Playstation3を導入し、Playstation3のDLNA機能を活用して、mp3ライブラリやその他にも保存してあった、音楽PVなどを再生して楽しんでいました。この頃からCDをリッピングしてWAVファイルを再生したりもしていましたが、まだ本格的にはライブラリとして構築していない状況でした。
当時のLINN DSシリーズの様子を見て、AVP-A1HDがDLNAに対応していたことをキッカケに、まずAVP-A1HDのリモコンとモニターに表示されるGUIによる操作や、パソコンからのWEB GUIを使った操作でDLNAによる再生を試しましたが、とにかく動作がもっさりしていて、これならCDで聞いた方がマシというレベルでした。
そこで、当時有名になっていたiPhone用の汎用DLNA操作アプリである「PlugPlayer」で操作できるかiPod touchでテストしてみたところ、多少トラブルはあったものの操作することができ、現在のDLNAによるネットワークオーディオプレーヤの標準的な使い方ができることが分かりました。
また当時、本格的なAV機器ではあまり再生できなかったFLACファイルの再生と、ジャケット写真の表示までPlugPlayerでは可能であることがこのときのテストで分かりました。
自分がコツコツ作ってきた音楽ライブラリと、ネットワーク上のどのパソコンからでも再生できる利便性、AV機器とパソコンの融合という以前描いていた形が、本格的なオーディオ環境でも再現できる見込みが立ち、一気に私の中で火が付きました。
ロスレス音楽ライブラリの構築
WAVやFLACをオーディオ機器で再生するための、ロスレス用音楽ライブラリを本格的に作ることになりました。
当初はパソコンで従来のmp3のライブラリとフォルダこそ違ったものの、全く同じ形式で管理していて、パソコン用のDLNAサーバーソフト(PS3 Media Server)を利用していましたが、PS3 Media ServerはFLACファイルをトランスコードしてWAVファイルとして配信されていしまうので、これを避けるために新たにNAS(BUFFALO LinkStation LS-CH1.5TL)を購入することにしました。このNASを選択した理由は、Twonky Media Serverを搭載していたからです。
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