光メディアコンバータによるアイソレーション
さらに家庭内LANからのノイズの影響を取り除いてみます。光メディアコンバータ SANWASUPPLY LAN-EC202Cを2台使って接続を変更します。
ネットワークレシーバーとなるM-CR611をLAN上のノイズから守るために、光メディアコンバータを使って一度光信号に変換し、再度電気信号に戻すことによって、電気的に隔離(アイソレーション)を行います。
変更前
変更後
接続しているネットワークには、多数のパソコンが同時に接続されている一般的な家庭用LAN環境なので、ノイズの影響は多分にあるだろうと推測します。
ネットワークノイズの影響を受けやすい
光メディアコンバータによるアイソレーションの結果、デジタルアンプに出やすい刺々しさは大分緩和され、DRA-100よりもネットワークノイズに大きく影響を受けている印象で、伸びしろはこちらの方が大きいですね。
音の伸びや余韻が糸を引くようで、音の分離感、残響の回り込みがリスニングポイントの横、やや後ろまで広がり、感触も大分良くなってきました。
今回の試聴を通して
電源ケーブルは手元にあったオヤイデ電気 d+ Power Cable C7(1.2m)を使いましたが、デジタルアンプのキツさを軽減するには、電源ケーブルはもっと相性の良いものを探した方がよさそうです。相性の良さそうなものが見つかればもう少し気にならなくなりそうな印象を受けます。
同じようなアプローチによってDRA-100とM-CR611のポテンシャルを開放していきましたが、たどるプロセスがまったくの逆で、DRA-100は本来持っているS/N比の高さを生かして、改善するたびに徐々に立体的な音場感が得られていきましたが、M-CR611は最初から音場感は良く、改善していくにつれて音の粒立ち、解像度が向上していくという流れでした。
M-CR611は最初から優れた音場感を醸し出してとても聞きやすく、エントリーモデルとしてとても人に勧めやすいと思います。改善していく過程も非常に素直に反応する扱いやすさも感じられるので、デスクトップオーディオのリファレンスにするのがいいかなと思いました。
DDFA搭載のDRA-100は、まだまだ大きなポテンシャルを秘めている雰囲気が感じられますが、荒削りな印象受けるので後継機に期待したいところですね。
ひとまずM-CR611を購入候補としてペンディングします。M-CR611をお借りしている間にもう1つ試しておきたいことがあるので、少々面倒な作業ではありますが、そちらに着手します。
Her-
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