音場感に優れた音
DRA-100と比較しながら聴いていきます。まずはDRA-100のときと同じように、音が部屋に広がるのに十分な音量まで上げていき、ボリュームは25に固定しました。30くらいまでボリュームをあげると少しキツさを感じますが、この時点でDRA-100に比べると明らかに聴きやすいのが分かります。
デジタルアンプの荒々しい感じ、刺々しさがさほどなく、ポンと置いただけでも違和感なく聞けますが、悪く言えばインパクトは薄く、解像度もSN比もずば抜けて良いという印象はなく、DRA-100が荒々しいじゃじゃ馬なら、M-CR611は飛び抜けたところのないがそつのない優等生の乗馬のような印象です。
スピーカーが直径の小型フルレンジスピーカーということもあって、低音の量感はさほどありませんが、中域に厚みのある比較的柔らかめの音。ただ、1つだけ感心したのは音場は最初から想像よりも広く、特に奥行き感を感じる点は価格からいっても優秀だと思います。DRA-100はS/N比や解像度は高かったけど、音場は平面的だったので少し驚きました。
スピーカーのせいもあってわずかに籠っている感じはあり、ボーカルの口元がボソボソしている感じはしますが、音像や定位もスピーカーの配置に応じてしっかり出てきますし、音の広がり、音場感、空間表現は価格に比して高いと思います。
CD音源、ハイレゾを聴き比べても、破綻なく聴かせてくれるし、ハイレゾ感もそこそこ味わえますが、逆に言えば音源の優位性の差が小さくハイレゾの購買意欲には繋がらないかなというのがデメリットでしょうか。
電源ケーブルを交換してみる
使っていないめがね型の電源ケーブルを探してみたんですが、オヤイデ電気 d+ Power Cable C7(1.2m)しかありませんでしたので、こちらに交換してみます。以前はレコーダに使っていました。
わずかに解像度が上がりますが、シャープになりすぎてデジタルアンプのキツさが顔を出してしまいますね。ハイレゾの解像度の高さはでるので、音源の差がわかりやすくなりますが、やや音を下げたくなるキツさがあります。うーん、もとに戻そうか悩む。
デザイン性
フロントはスイッチなどが目に付くので、デザインはDRA-100の方が良いと思いますが、M-CR611には色を変えられるイルミネーションが搭載されていますので、好きな人にはこういう演出は嬉しいでしょうね。
次は前回同様ネットワーク周りを少し改善してみて伸び白を見てみたいと思います。
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