気になる点は2つ
AV8802Aと比較するとAV8805Aはアナログ出力が2ch分増えていますが、我が家では最大でも6.1.4chと11ch分しか使う予定がないので、全部は使いきれません。現実的な部分としては8K/60 Hz、4K/120 Hz、HDR10+、HDCP 2.3、eARCに対応した8入力/3出力のHDMI入出力(8K対応: 1入力/2出力)が重要な選定のポイントです。
惜しむらくは8K入力が1つしかない点ですね。現時点で8K入力が可能な機器というと、Playstation5か8K放送対応チューナーくらいですから、今は問題ありませんが、将来的にはもう1つほしいということも出てくるかもしれないので、拡張性がないのが残念です。
以前、AV8805Aが8Kに対応する前のモデルMarantz AV8805とAV8802Aの比較を試聴会で体験させていただいたことがありますが、サウンドデザイナーが変わったこともあり、大きく変化しており、AV8802Aに比べてAV8805は骨格がしっかりとした低音と、1周りも2周り広がった音場には驚かされた記憶があります。
DACの変更
おそらく傾向としてはAV8805の音質的傾向を踏襲していると思いますが、1つ懸念事項があります。2020年10月20に宮崎にある旭化成エレクトロニクス株式会社の半導体工場が火災で焼失したことで、同社のDACが供給不足になったことから、AV8805AではESS製のDACに置き換わっているはずです。
もう長いことAV8802Aで慣れた旭化成エレクトロニクス株式会社のDACの音質的傾向に対して、ESS製のDACは冷たい印象を持っていて、あまり好みではないので、この音の差が許容範囲なのかは気になります。
光ファイバーHDMIケーブルの相性
そしてもう1点、現在使用中のAV8802AとKJ-75Z9Dとの組み合わせで発生している光ファイバーHDMIケーブルが使用できない問題です。現在の組み合わせでは光ファイバーHDMIケーブルを使うと音切れや映像が突然消えるブラックアウト現象が発生しています。
いろいろなメーカーの光ファイバーHDMIケーブルを試しましたが、最初から映らないもの、順調そうに見えて突然ブラックアウトするものなど、多少の症状の差はあれど、どれ1つとしてまともに動作するものがありませんでした。問い合わせをしても大体あっちの機器のせいにするだけで解決しないのでAV8805Aにしたら解決するのであれば、即買い替えてもいいですね。
試聴会には行けないので自宅試聴したいが…
これらの確認をするには、実際に試すしかありませんが、新型コロナウィルスの影響でイベントなどには参加できませんし、特にテレビとの相性となるとやはり自宅の環境で視聴しなくては分かりません。
普段懇意にしているショップに貸し出しをしてもらえないかと打診をしてみたら、2~3日なら貸してもらえるというので、自宅試聴してみることにしました。
※画像の一部はMarantz公式HP(“https://www.marantz.jp/”)より引用しています。
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