音像より音場重視
非常にS/N比が高くて空間の広さは秀逸、音が出てふわっと広がって、静かに漂ってスーッと糸を引いて広がります。音が出てから消えるまでの残響時間がとても長いのが印象的ですね。X1に使った時ほどクッキリという感じではなく、音像より音場重視の響きの多い柔らかい音になります。
低音はもっとインパクト感のない音を想像してましたが、芯のある音で想定以上に力強い音が出てきます。オフ会などでもバッテリ駆動の音はいくつか聞いたことがありますが、パワーアンプ部を接続するとどこか音の瞬発力やキレに不足を感じることがあります。
ボリュームが控えめの我が家では影響は小さいようですが、ボリュームを上げると瞬発力不足がより鮮明に感じられるかもしれません。
残容量で音が変わる、FANの音は気になる
満充電の状態ならアイソレーションをトランスを通していた時よりも、力強く聞こえると思えることもあります。1時間強ほど使ってみましたが、残量が減ってメータが半分(2/4)くらいになると瞬発力に陰りが出るような印象も受けます。何となくアタック感がなくなったり、ボーカルが引っ込んで聞こえるようになったり…。
X1に使っていた時の方が楽器の倍音が層が細かく厚く楽器の音色としては魅力的ですが、空間の広さや残響時間の長さはPMA-SX1に使った時の方が表現力が高いですね。我が家では上流に使った方が鮮度が高く、パワー部に使うと音場の広がりが出るという傾向があるようです。
また消費電力の高い機器に使うと、蓄電池に負担がかかるようで、排熱のためにFANは思いっきり回っていることがあります。起動時の音と同じようなレベルなので、音楽がかかっているとほとんど聞こえませんが、静かな曲だと耳に入るでしょうね。
LiB-AID E500 for MusicからPMA-SX1に供給した場合は、2時間弱くらいは使えると推定されますが、しっかりプリメインアンプの実力を発揮できるのが、充電量の半分程度までということを考えるとやはり消費電力の高い機器に使うのはやめた方がよさそうですね。
Her-
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コメント
毎度、Niです。
やはり、出力が小さいプレーヤー側に使うが実用的ですね。
そちらもそろそろセパレートアンプを導入するのも手かと思います。
プリアンプだとバッテリー駆動の恩恵は大きいと思いますよ。
かつてテクニクスがバッテリー駆動のプリアンプを出していました。
Niさん、コメントありがとうございます。
パワー部を持つ機器にこの容量では難しいですね。
セパレートを導入したい気持ちはありますがピンキリですし、PMA-SX1よりしっかり鳴らしてくれるセパレートアンプともなるとそれなりの出費になりますからね。