気になるポイント
人間の可聴帯域は20kHzくらいまでといわれていますので、3kHzという比較的低い周波数から検知するようです。他の測定器はもっと高い周波数から検知するものが多いですが、ノイズの周波数に応じて、Broadband EMI Meterのスピーカー部から出てくる音にも違いがあるようで、低い音の方が可聴帯域に関係がありそうですね。耳障りな音がするときの切り分けにも役に立ちそうです。
定格入力電圧が100V~240Vと対応範囲が広いので、例えば200Vでオーディオ用の電源工事をしたり、昇圧トランスを入れて駆動する場合でもBroadband EMI Meterは計測することができます。もし仮に日本製の似たようなノイズ計測器が販売されていたとしても、安価なものはおそらく100Vにしか対応しないでしょうから、電源工事をするほどのマニアにはうってつけですね。
計測の基準に何を設定し、どうやって計測しているのか詳細は不明ですが、計測しているノイズはmv単位ということなので、微細な波形の差異まで計測するのでしょうね。
測定結果が表示されるディスプレイには3段表示されるようになっていますが、2段目と3段目は、電源のノイズ量の変化を比較できるように2段目に接続した直後のノイズの値と、3段目にリアルタイムのノイズの値を表示するようになっているようです。
例えば並列型ノイズフィルタをコンセントに接続して計測する際、上の欄にフィルタを装着する前、下の欄にフィルタを装着した後の数値が並列して表示するということが可能で、1番上の段はそのノイズが減少して、どのくらい小さくなったか、ノイズを取り除いた量を%で表示しているようです。
こうした上下の値の比較は見た目にも便利ですが、本ブログのように写真を掲載するときに、何かを接続する前と後の比較を写真の加工をすることなく1枚掲載できるのでとても都合が良いですね。
週末にテストしてみよう
とりあえず物は届きましたが動作確認を含めて、週末にテストしてみることにします。
我が家の電源事情がどんな数値になって表示されるのか、まぁおそらく劣悪な電源環境ではないと思っていますが…。いきなりメータ振り切って1999mvとか表示されたらどうしよう…という不安と、ノイズフィルタとかいらないじゃん!みたいな良好な数値が出る期待とが渦巻いています。
メーカーはノイズレベルは、50mv以下であることが望ましいと推奨していますが、さすがに特別な電源工事などしていない我が家の電源環境にはそこまでの数値は期待できなくても、通常の壁コンセントで数百mv程度の数値に収まってくれたら嬉しいですね。
電源を計測する時間帯や、平日と休日の差異、部屋ごとに接続されている電化製品の違いから計測される数値にも差異が表れることでしょうし、オーディオ用のケーブルや壁コンセントにしてある部分はその差異が表れてくれるのかも気になります。
ノイズフィルタの効果についても比較できるものは比較してみたいと思いますが、各種ノイズフィルタの効果が100%数値に表れるとは言い切れませんので、あくまで参考程度に計測してみたいと思います。
購入してから気づいたんですが、Greenwave Dirty Electricity Filterというノイズフィルタが1個$30.00だそうですが、果たしてどのくらい効果があるのか、試しに1つ購入してみればよかったと少々後悔しました。
Her-
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