ネットワークオーディオの試聴
だいぶ馴染んで来たかなというところでネットワークオーディオの再生で本格的に試聴してみます。
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
感想
静けさの中にある空気感、透明感が素晴らしい、音が滑らかに繋がり、タッチがとても繊細に描かれていて、音に刺やざらつきがなく淀みなく音がてできて、優しい音が空間に目いっぱい広がっていきます。
会場に漂うダイアナの声のエコーやピアノから広がる倍音や響きの広がりがとても美しく、高音側の改善が顕著です。ステレオで聞いてるように思えないほど音が広がります。
低音がゴリッとした強い音で、スピード感のある曲にはテンポよく対応してくれます。
正直ここまでの高音の抜けや広がりの良さは期待してませんでしたし、嬉しい誤算でした。切り売りのEE/F-2.6-TripleCの音とは明らかに漂う空気が違います。
動画の確認
動画の確認ですが、いつも通りPanasonic DMP-UB900で4Kアップコンバートしたスターウォーズエピソード3の冒頭、宇宙船等のシーンなどを見てみると、恒星はとてもまぶしく、従来よりも星の数が多く感じられます。飛行機や宇宙船の陰になっている部分の彫りが深いので、とても立体的に感じられます。
遠くまで抜けるような遠景の描写がよく、冒頭の地上に向けて急降下するシーンでは地上の凹凸感まで伝わってきます。宇宙船の金属が恒星に照らされて光る様子が生々しく、C-3POの光沢が眩しい。4K/HDRリマスターって言われたら信じてしまいそうです。
主人公の着る黒い服の布と革の質感がすごくはっきりわかって、暗部の階調表現が向上しているのがよくわかります。
総合的な感想
電源ケーブルというのはやはり導体だけではなく、シールドの性能や、振動による影響も多分に受けているように思います。
システムの性能をできるだけ100%に近いところまで使い切ってあげるには、それを動作させる電源の存在感はやはり大きく、今回たまたまPOWER REFERENCE-TripleCの端材が余っていたという幸運に恵まれてこのケーブルが入手できましたが、CHIKUMA Complete-4 IIの高音に艶の乗る独特の特徴を、とてもよく引き出してくれて予想以上の出来でした。
今後単線のケーブルの購入は難しいですし、10万円を超えるようなケーブルを今後買うつもりはありませんので、これから永く愛用したいと思います。
さて、このケーブルに入れ替えで代わりに取り外した4本作っていただいたケーブルの内1本、パラジウムメッキのプラグP-004-EE/F-2.6-TripleC-C-004がまだ接続されずに残っています。
この電源ケーブルの話題の締めくくりはこのケーブルの行き先で締めるとしましょう。また次回です。
Her-
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