電磁波対策を追加する
私は上記のような理由で、スイッチングハブの筐体は金属製のものを選ぶようにしていますが、ネットワークオーディオ環境を整えると、同時にAV機器周辺にパソコン周辺機器が置かれることになるので、従来よりもノイズ対策を入念に行う必要が出てきます。
電波や電磁波というのは、隙間があるとその隙間が入ってきてしまうので、本来は完全に金属で覆ってしまえばいいのですが廃熱やポートなどもあり、密閉するのは難しいので、廃熱用の隙間(スリット)も大きさや間隔などを工夫して進入しづらく設計されています。
それでも極力隙間をふさぎ、電磁波が内部へ入らないように、少しでもシールド効果を高めるために、私は筐体に電磁波吸収シートを貼り付けたり、電磁波吸収シートを貼り付けたキャップをネットワーク機器の各ポートに装着し、さらにAV機器の各ポートにも金属製のキャップなどで覆ってしまうようにしています。
金属製のキャップをRCAの出力端子などにかぶせると音が悪くなる場合もあるようですが、私は内部に電磁波が入るよりは塞ぐ方を優先しています。もちろん聴感上明らかに音が悪くなるのであればキャップは別のものを検討しますが、用途別に以下のようなキャップを使っています。
RCA:AUDIOQUEST NOISE-STOPPER-CAPS RCA
XLR-IN:AUDIOQUEST NOISE-STOPPER-CAPS XLR-IN
XLR-OUT:AUDIOQUEST NOISE-STOPPER-CAPS XLR-OUT
HDMI、USB、LANなど:一般的なつまみなしキャップに電磁は吸収シートを貼り付けたもの
ささやかな抵抗ですが、小さなことを積み重ねて対策するしかありません。これらの対策をAVプリアンプ、パワーアンプ、プレーヤー、スイッチングハブ、NASなど手の届くところをこまめに対策してあります。
次回は、機器自身が発するノイズについて書いていきたいと思います。
Her-
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