(3)上位スイッチに光メディアコンバータ
上流スイッチングハブを光ファイバーで絶縁することには、接続されている機器も多く、スイッチングハブ自体の消費電力も高いので、大きな効果が見込めると推測できますが、DELAはどうでしょうか?
DELAから流れ込む電気的ノイズと、光メディアコンバータから流れ込む電気的ノイズは、あまり大きな差はないかもしれませんし、光メディアコンバータの方が業務用ということもありノイズの量は大きいかもしれないという過程を立てれば以下のような接続も考えられます。
オーディオSW─光メディコン─光メディコン─上流SW
│└DELA
└─光メディコン─X1
DELAは直接LANケーブルで接続を行い、それ以外は光メディアコンバータを通じて、オーディオ用スイッチングハブと接続しています。この場合、4つの電源が追加で必要になり、ACアダプタの交換が必要にはなりますが、大元のノイズ源を隔絶しつつ、X1への影響を極力減らす一番現実的な接続方法かもしれません。
もしsNH-10Gをオーディオ用スイッチングハブとして導入した場合は、光メディアコンバータを2つ削減可能ですし、上流スイッチングハブがSFP端子搭載型になれば、光メディアコンバータは必要なくなります。
(4) DELAにスイッチングハブを兼任させる
(3)の派生になりますが、DELAにはLAN端子が2つ搭載されています。1つはスイッチングハブなどへの接続を想定されている「LAN」、もう1つがプレーヤーを直接接続することを想定された「PLAYER」です。
この2つのポートを利用して、オーディオ用スイッチングハブを省き、DELAにスイッチングハブの役割を担わせる方法もあります。
DELA─光メディコン─光メディコン─上流SW
└光メディコン─X1
DELAには電気的なノイズは絶縁できる上、音楽再生時の経路はオーディオ用スイッチングハブを経由するよりシンプルになります。
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