ノイズフィルタ類の再調整
RLT-1とRUT-1を全て取り払ってみると、バランスはだいぶマシになり、低音の厚みや広がりとスケール感がでてきます。ノイズフィルタがない状態でも解像感や透明感は問題ありませんが、ややフォーカスが甘い感じに加え、ささくれ感が少し残ります。
過去の実験結果から得られた各ポートの傾向に従って、LANターミネータやUSBターミネータを少しずつ装着して感触を確かめながら調整します。
RLT-1追加
RLT-1を入れると、音場のスケールが一回り広くなり、女性の声など高音がよく伸びて、男性の声にも響きに余裕があり、迫力が出ますが、依然ささくれ感が残ります。
RUT-1をリア右端子に追加
ささくれ感を消すこと、さらに重心を下げるために、RUT-1をリアの右端子に装着します。やはり重厚な印象に変わり、それでいて透明感や高音の広がりが良くなりますが、まだささくれ感は残っています。
RUT-1をフロントに追加
ささくれ感を取り除くためにフロント端子にRUT-1を追加します。音に丸みが出て音が緩み、優しい広がりが出てゆとりが感じられますが、それでもまだサ行にわずかな棘が残ります。
RUT-1をリア左に追加
わずかな棘を取り除きたいところですが、フロントとリア中央は相性が悪いので、リアの左に入れてみます。音はクリアな印象と、低音に芯の強さが加わり迫力がてて、柔らかさのある音になりました。
全部装着して再確認
最後にもう一度リア中央に装着して最初の全て装着した状態に戻して聴いてみますが、やはりキラキラした高音の輝きと、ささくれが目立ち、急に低音の迫力がなくなります。コーラスが女性優位になってしまい、バランスが悪く感じます。
フロントのRUT-1を撤去
やはりフロント端子とリア中央端子は相性がよくないみたいなので、今度はフロントを抜いてみます。サ行の棘は残りますが、音の広がりがまろやかになったので、この状態でキープすることにしました。
結論
KRIPTON PB-200にもノイズ低減効果があることはわかりましたが、ノイズフィルタの重ねがけをしていると、悪影響が出ることもやはりありました。
RLT-1はそのまま装着したまま、RUT-1はフロント、リア左中央右と4つ装着していたものをフロント外してキャップを取り付けた状態にしました。電源インレットにノイズフィルタを搭載しているDELAにもPB-200は効果があるようです。
本体と電源タップのノイズフィルタの重ね掛け、LANターミネータとUSBターミネータの重ね掛けで、バランスの調整が難しいですが、比較的変化が分かりやすいので、何か変化を加えるたびに調整が必要になりそうです。特にノイズ除去に関わるアイテムの追加時には、全部外してリセットしてから調整しなおした方がよさそうですね。
PB-200に効果があることはわかりましたが、電源タップのアップグレードも考えた方がいいのかなぁ…。
Her-
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