試聴システムの概要
システムの概要は以下の通りです。
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
- スイッチングハブ:PLANEX FX-08mini
- 光メディアコンバータ:アライドテレシス LMC102
- NAS:DELAモニター評価機
ネットワーク機器では、スイッチングハブには仮想アースKOJO TECHNOLOGY ForcebarEPが接続されていて、スイッチングハブや光メディアコンバータの電力はACOUSTIC REVIVE バッテリリファレンス電源RBR-1からそれぞれ供給されています。
DELAのLAN端子に接続しているRLT-1は外して、ノイズフィルタの類は実験に使うもの以外接続しない状態で行います。
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
接続した順番に各端子へRUT-1を接続したときの感想を簡潔に記載してみます。
1ポートごとの印象(おさらい)
まず前回のおさらいで、各ポートに接続した際の印象をおさらいします。
フロント端子
高音に過度なキラキラ感がなく、音の広がりが柔らかで、男性の声の懐が広くなります。よく言えば柔らかい、悪く言えば緩い。
リア左端子
フロントに比べると、やや明瞭感があってクールですが、低音の存在感が薄く軽く聞こえます。よく言えばクリアだが、低音が薄く高音寄り。
リア中央端子
クリアな印象と、ややキラキラした高音と、低音に少しダンピング感が感じられますが、全体として高音寄りな印象ですね。
リア右端子
クリアではありますが、重心が少し低く、低音に程よいダイピング感があります。今の私の環境では、単体のバランスはここが一番よさそうです。
ではそれぞれの組み合わせでどのような印象になるか確認してみましょう。
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