ガンダムSEEDへ続く系譜
この作品が初監督作品となった監督の福田己津央氏と、SAGAから担当した脚本の両澤千晶氏、音楽の佐橋俊彦氏、ZEROから担当したメカニカル作画担当の重田智氏は、機動戦士ガンダムSEEDへとそのままつながっていて、続編となる機動戦士ガンダムSEED DESTINYでアスラーダらしき車が登場しているのも有名な話です。
近未来的な車のデザインはマクロスシリーズのバルキリーで知られている「変形の河森」こと河森正治氏が手掛けていましたこともあり、作中に頻繁に車が変形するシーンが描かれており、そのカッコよさに惹かれてみていた記憶があります。
メカの動きを伴うシーンの使いまわしの多いのも両作品の特長で、良くも悪くもらしい作品といえるでしょうか。
変形機構とブースト
特にF1を見るキッカケになったマシンが、作中に登場する「ナイト・シューマッハ」が搭乗する「ナイトセイバー005」というマシンです。
このマシンは、走行中にホイールベースを長くし、空気抵抗を減らす高速走行用の「スプリントモード」へと変形するものです。これに加えてサイバーフォーミュラマシンは派手なブーストポット(ターボのようなもの)による加速を行うシーンがあり、多分このマシンを見てサイバーフォーミュラに引き込まれたと思います。
シューマッハ
これを見ていた当時、私はまだF1自体をまともに見た経験がありませんでしたが、このモデルとなったドライバーが、アニメ制作前の調査段階である1990年当時F3を走っていた「ミハエル・シューマッハ」です。
アニメが始まったのは1991年3月で、8月にF1ベルギーグランプリでジョーダンからミハエル・シューマッハがデビューすることになりますが、その後活躍するとは思っていなかったようですね。ミハエル・シューマッハはその後1994年、1995年とドライバーズタイトルを獲得しています。
実際に私がF1を見始めるまでには数年かかり、ミハエル・シューマッハがベネトンを経てフェラーリ移籍後、1997年頃に見始めたと思いますが、その後毎年F1を視聴するようになりました。
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