付属のスピーカーSB-PMX9はインピーダンスが3Ωと少し特殊なスピーカーで、ユニット数の違いこそありますがバスレフ型で、スピーカーのサイズ感も非常に近いので、比較対象としてもHelicon 800などよりは適しているかなと思います。
セッティングなども特別なことはせず、液晶テレビPanasonic VIERA TH-40CX700の壁寄せスタンドの最下段に一般的なミニコンポらしく一式まとめておいてあります。
取付
さっそくSC-PMX9の付属スピーカーケーブルをそのままEntry Siに接続して、動作確認をすることにしました。台の内側に収まったので、スピーカーのサイズは付属のスピーカーの方が一回り大きいようですね。
SB-PMX9のサイズ(161×238×264mm)に対して、Entry Siのサイズ(130×215×190mm)となっていますので、Entry Siの方が一回り小さいですね。
スピーカーケーブルや電源ケーブルなどは付属品をそのまま使っていてオーディオらしい対策などまったくしていませんが、根元のコンセントにノイズフィルタ内蔵のELECOM 電源タップKT-180を装着していることが、オーディオ的な対策といえるでしょうか。
動作チェックと試聴
一通り音出しをしてみましたが、定位も正常ですし、各ユニットの動作に問題ないようです。セッティングもポン置きで、スピーカーの設置幅や向きなども、オーディオっぽくありませんが、軽くその違いを聞き比べてみることにします。
まず試聴したCDとして、David Garrett – 愛と狂気のヴァイオリニスト(初回限定盤)を聞いてみます。 お風呂上りに家族がかけていて良く聞くCDの1つですね。
このCDはDavid Garrett 初主演映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』公開記念した来日記念盤ですが、名器ストラディヴァリウスを使いロック調のかっこよくクラシックの名曲を演奏していますが、とても彼一人で演奏しているとは思えない程の超絶技巧が堪能できるCDです。
日本盤のボーナストラックとして収録されている「子供の凱歌」はスズキ ワゴンRのCMにも使用されている印象的な曲なので、記憶に残っている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
SC-PMX9でもその音の重なりには驚くほどですが、Entry Siに変更するとさらに音数が増えて、超絶技巧の凄さにため息がでます。特に高音部がとても澄んでいて、バイオリンの音に艶と切れが増し、音の振動している様子が明瞭に聞き取れます。これは期待以上でした。
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