試聴してみた印象
電源ケーブルというかプラグの仕様を変更してみると、少し音が前に出る感じで、低音が少し主張するようになります。高音のキラキラ感はわずかに控えめになり、バランスとしてはこちらが良さそうですが、高音は広がりつつも中低音域はまだ広がりが足りません。
これまで上流のプレーヤーからNRG-5から変更して、順調に切り替えが進んでいきそうだったのにここで躓いたのは誤算ですね。前回POA-A1HDの電源ケーブルをAcoustic Revive EE・F-2.6 TripleCにオヤイデ P-004/C-004を取り付けたものに交換した際にも、しっくり来ない感じが残っていましたが、振り返るとこんな感想が残っています。
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この時点で不満があるとすれば、やや低音がタイトなことでしょうかね。低音をもう少し拡がるように、アクセサリなどを調整しておきたいところです。多分いくつか緩めてやれば…。
POA-A1HDのキャラクタを考えても中低音が広がらないというのは腑に落ちません。交換してみても交換前の不満は解消されないので、アクセサリ類を順番に外していきます。
D-REN撤去
電源ケーブルを変更してしばらくすると低音の主張が少し強くなったので、POA-A1HDのインシュレータの下に装着されているサンシャイン D-RENをWINBAGで持ち上げて取り外してみることにしました。
WINBAGは機器の下に滑り込ませたあと、空気をポンプで送って膨らますと機器を持ち上げることができる便利な道具で耐加重が100kgあるので、こういった重量級の機器を持ち上げるときに超便利です。
高音部の変化は、上の方まで出てはいますが、澄んだ透明感、神々しさのようなものがなくなります。全体的に少しだけ響きが改善され、ピアノの響き、男性の声の厚みなどが出てきますが、何となく音に潤いのようなものがなく、風景が砂利交じりの荒野のように乾燥しているようなイメージが浮かびます。
バイブレーションキラーSOUNDMAGIC STB-1撤去
天板の振動を上部のラックの棚に逃がすバイブレーションキラーSOUNDMAGIC STB-1を外してみます。
音の響きを抑える効果が出やすいのですが、撤去前に比べるとバランスも響きもそれなりに改善されたので、とりあえずここでお借りしたWaversaSystems WSmartHubとAudioQuest Ethernet Diamondの試聴をすることにしましょう。
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しっくり来ていないことは事実なので、原因究明と更なる改善はその後に。
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