試聴
普段DVD-A1XVAはほとんど使わないので、まずはその音を確認するために変更前のNRG-5の状態を聞き、その後電源ケーブルをPOWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)に変更して試聴してみます。
AudioQuest NRG-5
まずはNRG-5の音を確認します。
NRG-5を使うとDENONのフラグシップらしさを引き出して、重厚でスケール感が大きい音場を形成し、ボーカルの口元が大きく前面に出て、女性の声にフワッとした広がり、男性の声も雄大に響きます。余韻の伸びも長くとどまり、ホール感が心地よいです。
Acoustic Revive POWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)
そして電源ケーブルをPOWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)に交換します。
とても明瞭な音で奥行きがあり、バックの演奏にもピントが合うような解像感が感じられます。音の芯に力があり、音がきびきびしていて厳格な印象を受けます。
金属音にキラメキ、バイオリンなどの音にキレ、低音にはほどよいダンピング感があり、余韻が長く優しく響きます。
総評
程よい緩さや甘さ、雰囲気で聞かせるNRG-5、現代的なキレとスピード感、定位感の良さ、明瞭な空間表現で、直接的に訴えてくるPOWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)といった感じで、ウォームな音を好むのであれば、NRG-5の方が合いますが、基本的な性能という意味で、POWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)の方が圧倒的に高いなと言う印象を持ちます。
価格を考えれば、NRG-5は日本円換算で5~6万円程度、一方POWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)は定価で20万円前後するケーブルで、NRG-5はもう古いケーブルですから、音質の差や傾向の違いはあって当然ではあります。
POWER REFERENCE-TripleC(STANDARD仕様)は上流で使うのにはまったく問題ないどころか、プレーヤーのポテンシャルを引き出してくれていて、スピード感が高いので、NRG-5の音が眠く感じられて仕方ありません。このまま使いたい…が、DVD-A1XVAという使用頻度の低い機体にそこまで投資をするのか?と言うのが課題ですね。
次は同じ上流機器となるUrtraHD Blu-rayプレーヤーPanasonic DMP-UB900でテストになります。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント