大容量バッテリを導入する
Anker PowerHouseのような圧倒的な容量を持つバッテリなら、しばらく充電の必要がないので、電池が切れたときだけ別のバッテリを使うことにすれば、最低限の不便でバッテリ駆動が実現できるかもしれません。
しかし、実際に使ったことがないので、音質的に有利なのかもわかりませんし、解決すると断言はできません。そしてそれなりに高価です。
電流値の不足を覚悟で、HMB-10を使って駆動する
先日紹介いただいたNTT東日本の光モバイルバッテリーHMB-10は、USBポートから1ポート利用の場合は5V/1.5Aまで、2ポート利用の場合は5V/2Aまでの供給能力があります。FX-08miniに必要なのは0.35Aなので、LAN-EC202Cには1.5Aを丸ごと使えます。
本体の仕様である2Aには届きませんが、実運用で1A以下でLAN-EC202Cは動作しそうなので、HMB-10に両機器を接続して、1台でまとめて駆動できる可能性はあります。1つだけ怖いのは供給能力を超えて利用してしまった場合に発熱によって発火することですね、安全面に不安が残ります。
レンタルしているバッテリリファレンス電源を引き取る
現在レンタルして使用しているACOUSTIC REVIVE バッテリリファレンス電源 RBR-1は、出荷時に設定した電圧設定5Vで、XLRプラグとUSBポート合わせて2.2Aまで供給できます。HMB-10より少し余裕がありますが、両機合わせて2.35Aが必要となるとマージン(20~50%程度)も考えると3A程度は確保したいところですが、現状何とか2台への電力供給が維持できていて、異常に加熱したりはしていません。
RBR-1は基本動作はアナログ電源で、基準電圧を生成している内蔵電池は1年半から2年は持つといわれているので、運用に関してはバッテリと比較してとても楽です。そして何よりもバッテリ駆動よりもアナログ電源よりも音が良いんです。性能はどの選択肢よりも高く、弱点は供給電力の低さと、約15万円と言う価格ですね。
選択の基準をどこに置くのか?
コスト面から選択するのであれば、HMB-10を使用するのが最もコストが低く、電流値の不足以外はデメリットがありません。
利便性を維持してコスト抑えるという選択肢だと、望む姿ではありませんがアナログ電源や低ノイズのACアダプタの導入かと思います。現在5Vで動作するアナログ電源も低ノイズのACアダプタも保有していないので、追加で購入する必要があります。これまで私が実現しようとしてきた方向とは全く違う方向性なので、妥協案といってもいいかもしれません。
音質面から選択すれば、RBR-1ということになります。機能面の不安として仕様上必要とされる電流値に対してやや物足りないことがあるのみで、実用上問題は発生していません。金額の問題さえクリアできればこれをこのまま使い続けたいです。
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