試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
image ※FLAC 44.1kHz/16bit
Boyz II Men – Evolution ※FLAC 44.1kHz/16bit
Diana Krall – When I Look in Your Eyes ※FLAC 96kHz/24bit
試聴した感想
AudioQuest NRG-5は銅線の表面を鏡面加工したケーブルで、音が柔らかく落ち着いた音調ですが、AudioQuest NRG-5と比較して、POWER REFERENCE-TripleC(初期型)はまず音像がやや前に出てくるエネルギッシュな印象で、音の立ち上がりや引きが速くスピード感があります。レンジか広く、音の繋がりが滑らかです。これはLANケーブルのときにも感じたので、PC-TripleCの特徴といえるかもしれませんね。PCOCCはPC-TripleCに比べるとダイナミックレンジが狭く感じます。
PC-TripleCのケーブル製造メーカーの方のインタビューを読んだことがあり、電気特性としてはPC-TripleCはPCOCCと変わらない導電特性を持っているそうです。
電気信号が送られると、ケーブルの中を電子が押し出されるようにして信号が出てくる、踏ん張っているようなイメージがどのケーブルにも感じられるんですが、個人的な印象では、PC-TripleCのケーブルを使うと、血管の中を流れるサラサラの血液のような、音がスルスルと出てくる印象が伝わってきて、抵抗なくとてもスムーズに信号が流れているイメージが頭に浮かびます。
ぶっちゃけて言えば、これまで使ってきたAudioQuest NRG-5には何の不満もなく、これを交換するなんて考えたこともありませんでしたが、もし可能なら主要な機器の電源ケーブルをPOWER REFERENCE-TripleCに交換してみたいくらいです。
あえて欠点を上げるとしたら…、やはり価格でしょうかね。私のように音量が普段から小さい人は、このケーブルを使うときはボリュームを上げた方がいいかもしれません。スムーズすぎて物足りなく感じる可能性があり、ボリュームを上げても破綻しないので、思い切って音量を上げてみると、PC-TripleCのよさがより感じられると思います。
今回使ってみたPOWER REFERENCE-TripleC(初期型)は、20万円前後はするので、機器1台購入できるほどの価格のケーブルです。主要機器の電源ケーブルを入れ替えるだけでも100万円かけても足りませんので、それは到底無理な話ですが、PC-TripleCをもう少しうまく取り込めないか、少し思いついたことがあるので、また後日記事にしたいと思います。
貸し出し試聴サービスが用意されているんですから、頭ごなしに批判するのではなくぜひ使ってみて耳で確認してみて欲しいですね。使いもせずに何を言っても説得力ありませんから。購入前に試聴できるのはとてもありがたい話です。
次は、一緒に届いたケーブルの3種比較をして見る予定です。
Her-
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