我が家のホームシアターの顔の引退
現在のテレビを導入する前に、長年我が家のシアタールームで活躍してくれたDLPプロジェクタ Marantz VP-15S1、天吊りされたその姿は我が家の映像の顔といってもいい存在でした。
私にとっては3代目のプロジェクタ(IODATA PJ-112XGA→MITSUBISHI LVP-HC3100→VP-15S1)となります。2008年購入ですから、実質7年半稼動し、累積使用時間は14000時間(ランプ7個分)を超えて、今もなお現役で稼動可能なプロジェクタです。
しかし、このVP-15S1もそろそろ天井から降ろすときがやってきました。というのも、VP-15S1から映像の主役の座を取って代わったSONY BRAVIA KJ-75X9400Cが購入してから続いていた再起動を頻発する不具合を解消し、やや気になる症状は残るものの、安定して稼動するようになったことで、バックアップ機しての役割も終える時期かなと思ったのです。
5月にはテレビも入れ替わるでしょうし、もうそろそろ引退させてあげようかなと思います。
DLPプロジェクタ
現在の4K対応のホームプロジェクタの主流はSXRD、つまり反射型液晶ディスプレイパネルを使ったプロジェクタで、DLPプロジェクタは現在主にビジネスモデルや小型プロジェクタなどに使われていますが、映画館におけるプロジェクタではDLPの方が主流でといえるでしょう。
VP-15S1の購入は2008年頃だったと思いますが、当時の液晶型プロジェクタは動画の追随性能が未熟な印象があり、DLPの動画追随性の良さと、発色の鮮やかさに引かれて購入しました。その後Marantzはプロジェクタ事業から撤退してしまい、この機種が事実上最後のハイエンド機となってしまい、DLPのハイエンドホームユースは姿を消してしまいました。
現在はBENQやOptomaなどの会社がDLPプロジェクタを販売していて、BenQ HT8050という4K対応でレーザー光源を搭載したモデルを出してきましたが、まだリアル4Kではないようですし、小型化するのは難しいのかもしれません。
仮に出てくるとしてもチップが高くて利益率が悪そうなので老舗からDLPプロジェクタが販売されることは今後もなさそうな気がしています。
兵どもが夢の跡
プロジェクタは天井に天吊りされています。天井といっても屋根裏の切妻天井なので、175cmほどの私の肩より少し高いくらいの位置にあるだけで、注意しながら降ろせば一人でも大丈夫ですが、先日まで腰を痛めていたので、万が一落としたりすると大変なことになるので、家族に手伝ってもらって、重さ13kgのプロジェクタを天井から降ろしました。
天井には名残惜しそうに天吊り金具とコンセント、HDMIケーブルが残りました。
コンセントはOYAIDE R1 BeliliumにコンセントベースCHIKUMA 75CP-712とコンセントプレートTHE J-1 PROJECT J1C15ULを組み合わせたものです。
天吊り金具はシアターハウスの汎用品で、HDMIケーブルはWIREWORLD SSH5-2 (7.0m)とSANWASUPPLY KM-HD20-FB10(10m)の2本が収容されていますが、今後使うことがあるのかも分かりません。
いずれ4K対応のプロジェクタを設置することになったとしても、このケーブルは4Kには対応していませんし、配管から引きずり出して売却することになるかも知れませんね。SSH5-2は公式には12mのものまで10.2Gbps伝送が保証されているので、ひょっとしたら18Gbpsの4K信号を通してみれば通るかもしれませんがね。
もし引き抜いたらテストしてみるかもしれません。
VP-15S1はかなり使い込んだにもかかわらず、しっかりと大きな不具合もなく稼動してくる優秀な機体でした。
おつかれさまとありがとう。
Her-
↓↓↓関連記事はこの下にあります、引き続きお楽しみください↓↓↓
コメント