予想通りにはいかない
昨年2017年末に電源ケーブル、電源タップ、壁コンセントと電源周りを一気に交換し、その中でシステムの中心である主要な機器を収容している電源タップをアナログ電源搭載機器とスイッチング電源搭載機器の2つに分けて給電することになりました。
ただ今まで4つの口をすべて埋めて使ってきたものが、4口+2口=6口になり、空き端子ができてしまい、コンセントにかかる力を均等に分散することを目的として空き端子を埋めることを検討しています。

候補は3つ
その候補としてすでにレビューしているiFi-Audio iPurifier ACを試聴してみましたが、私の環境では、接続するコンセント端子によってコロコロと音が変化するので、動作原理を理解した上で計算して使う必要を感じています。
候補はあと2つあり、1つがAcousitc Revive コンセントスタビライザー(自作)。
もう1つがAcoustic Revive 電源コンディショナー RPC-1です。
前回、前々回と仕様や外観についてレビューしていますが、原理自体が非公開、外観からもその動作原理が伺い知れないブラックボックスで、アクセサリを選択する際に「音がよくなる根拠」を求める私としては、自分では選択肢に並べない商品です。


しかしただの胡散臭いアイテムというわけでもなく、故 柴田潤氏が赤外線マウスを開発する際に、誤動作を引き起こす電源からのノイズを除去するために作ったプリントコイルが由来という、技術的な背景をしっかりとした持っているアイテムなので、原理は担保されていますが、詳細が分からないというのは気持ち悪いというか、もやもやしますね。
ブラックボックスは好ましくない
私もオーディオを始めた頃は原理がどうこうということは考えていませんでした。そもそもアクセサリで音が変わることさえ否定的でしたからね。
しかしいろいろ試すようになったこと、ブログを始めて記事を書くようになったことで、原理について調べるようになり、原理と試した際の相関関係を考えるようになり、根拠が示されない製品には懐疑的というか、以下のような3つの理由で否定的な立場でいます。
メーカーの姿勢に疑問を持つこと
仮にその原理を秘匿して利益を独占するという目的があるとしても、根拠を示すことができないというのは、ユーザーに向き合う姿勢として問題があるでしょう。由来や根拠、コンセプトは示して欲しいですね。
原理が分からなければ適切に扱うことができない
原理を知ることで、何に効くのかを推測することができます。例えばフェライトコアは高周波に対して高い抵抗となり、低周波には影響を及ぼしにくいことを利用してノイズフィルターとして作用します。
この原理を知らずに高周波を扱うHDMIケーブルやLANケーブルに、その周波数に対して抵抗になるようなフェライトコアを使うと、信号の伝達を阻害するということになりかねません。それによって聴感上音がよくなったように思えても、いずれその代償は払うことになるでしょう。
記事として書きにくい
ブログを書くようになってから、少しずつ思うようになったことですが、私はこのブログの内容はある種の実験のようなスタイルで書いています。
評論家ならば依頼された製品評価として、解決する課題がなくともレビューすることになるとは思いますが、このブログは私のホームシアター構築記ですから、そこに改善したい課題があり、その課題を解決するために機器やアクセサリを選ぶという計画やビジョンがあるわけです。
目の前にどのような課題があり、その解決のためにどんな根拠で機器やアクセサリを選び、試してみた結果どうなったのかを提示して、その結果から考察をして、さらに課題が浮かべばまたテストをするという、原理と効果の因果関係をインプットしていくことで、システムの映像や音をコントロールするノウハウを自分の中に残す過程を記事にしているので、その原理の部分があいまいだと記事として書きにくいのです。
例えば私が度々貸し出しでお世話になっているAcoustic Reviveの製品で、超低周波発生装置 RR-777などは使えば効果は感じますが、それが作用しているのは、脳波なのか?音なのか?機器なのか?自分なりに答えが見つからないので、レビューすると歯切れが悪くなるでしょうね。
私にような記事を書くタイプにとっては、RR-777はレビュワー泣かせなアイテムです。電源コンディショナー RPC-1については、そういう意味で、個人的にはグレーゾーンにあるアクセサリではあります。
少し話は逸れてしまいましたが、電源コンディショナー RPC-1の試聴をしてみましょう。
RPC-1を接続する
iFi-Audio iPurifier ACとの傾向の違いを判断することも含めて、直前に試聴していたiPulfier ACで良好な結果を示した場所、主要な機器を収容しているAcoustic Revivie RTP-4 absoluteのインレットに近い1番ポートにRPC-1を接続してみます。
試聴システムの概要
試聴システムは以下の通りです。
- テレビ:SONY BRAVIA KJ-75Z9D
- AVプリアンプ:Marantz AV8802A
- マルチチャンネルパワーアンプ:DENON POA-A1HD
- フロントスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- リアスピーカー:DALI Helicon 800(Pair)
- サブウーファー:DALI Helicon S600
- トップミドルスピーカー:SpeakerCraft Profile AIM5 Three(Pair)
- ネットワークオーディオプレーヤー:Marantz NA-11S1
- 4K UrtraHD Blu-rayプレーヤー:Panasonic DMP-UB900
- ゲーム機:SONY Playstation4 Pro
NA-11S1で試聴
まずは音の確認としてネットワークオーディオで試聴します。
試聴曲
試聴曲はいつものとおり、以下のような曲を聴いてきます。
「image」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Sarah Brightman – Time To Say Goodbye」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Boyz II Men – Evolution」 ※FLAC 44.1kHz/16bit
「Diana Krall – When I Look in Your Eyes」 ※FLAC 96kHz/24bit
アクセサリの特徴を引き出す
出てきた音は明るく、空間の広さが一際増して、ドラムなどの低音は踊るようなダンピングがあり、女性の声には実在感と柔らかな余韻、男性の声にはふくよかな広がりが感じられ、バイオリンの音も柔らかく、ギターの音もエッジが丸いので耳に優しい。
Acoustic Revive製品で統一された電源アクセサリとの相性がよく、実在感や柔らかい響きなど私が好んでいる各アクセサリの特徴を引き出してくれています。
試しに、機器の接続を一つずつずらして、インレットから最も遠い4番ポートにRPC-1を接続してみると、1番に接続するよりも響きが増えるものの、柔らかさは1番の方がよく広がります。好みでは1番かなと思いました。
DMP-UB900で試聴
最後にDMP-UB900で試聴をしてみます。
試聴ソフト
4Kにアップコンバートしたスターウォーズエピソード3の冒頭、宇宙船等のシーンなどを見てみます。
映像について、少し明るくなっているような印象に加え、解像度向上によって高速で飛ぶ戦闘機の疾走感、スピード感が感じられます。
赤の色の階調表現が高く、肌の赤みや爆発の炎、ライトの赤の色の描き分けが繊細で、R2-D2のにび色の金属の光沢感は渋く光っていい味わい。飛び散る火花も鮮やかで、かつ飛び散る火花の数が多く感じられます。
爆発音もただ重低音がドンと来るのではなく中域からの厚みのある迫力が感じられます。バックグラウンドのドラムの低音には弾むようで、音数や音の厚みが増していながら空間の広さが保たれていて、映像や音声の中からデメリットを探してみても見当たりません。
褒めちぎるだけで終わるのは悔しいので、デメリットをみつけてみましょう。
デメリットについて
映像や音声面でデメリットが見当たらないので、それ以外のところからいくつかデメリットも上げておきたいと思います。
デメリット①設置性
1つは設置性ですね。ケーブルは単線と思われるのでしっかりクセをつければその形で固定されますが、今回のように立てて使うと滑りやすくて動いてしまいます。
寝かせて使おうと思えば、他の電源ケーブルをまたいで接続することは難しいので、接続するポートのすぐ傍に置かないと接続できません。この手の電源アクセサリとしては設置性が悪いのは、デメリットといえるでしょう。
このケーブルは公称37cmとなっています。あと20cmくらい電源ケーブル長ければ、設置性も向上すると思いますが価格とのトレードオフなので難しい所ですね。(このケーブルはかなり高価で10cmでも推定5桁…。)
デメリット②価格
デメリット2つ目、最大のデメリットは、なんといっても価格でしょう。
この手の商品で20万円以上となると安いといえるのはお金が余っている人だけです。こういう商品は壁コンセントや電源ケーブル、電源タップなどにやれるだけやってしまった人が導入するべきものでしょうね。電源環境の中では最後にやるべき、投入すべきアクセサリだと思います。
理由が知りたいが…
RPC-1の中身がプリントコイルと聴いて、個人的には解像度が増して、響きが減り、音からぬくもりがなくなって魂が抜けたような印象になるかなと予想していましたが、予想とは全く違ったことには驚きました。
Acoustic Revive製品で統一されている環境ではチューニングの方向が同じだからでしょうか、感覚的にはノイズを取り除くというより、他の機器やアクセサリの特徴を引き出すという印象です。何なんでしょうね、このプリントコイルというブラックボックスは…。
Her-
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