240Vとバッテリのハイブリッド駆動
前回はMさんが持ち込んだプロセスカットPCオーディオ「MFPC」を聞かせていただき、オールバッテリ駆動による鮮度の高い音を聞かせていただきました。
予想を裏切るプロセスカットPCの音~MFPCとRoon~@3度目Nyans邸の訪問記(5)
オールバッテリーPCオーディオ Nyans邸3度目の訪問記として、ELIIY POWER Power YIILE 3とニチコン ポータブル蓄電システム ESS-P1S1によるバッテリ駆動の効果についてこれまで綴ってきました。 ESS-P1S...
その機器の多さや接続の猥雑さ、設定の複雑さは、とても製品として成り立たせるのは無理だと思いますし、プリアンプをCHORD Hugo 2が担っていたことがネックになっていましたが、上流の信号処理や信号品質を高めていくことによる音質改善の可能性を見せていただきました。
このデモが終わって、一緒にいらしたHarubaruさんやMさんBさんは満足されていたようですが、このオフ会はこれで終わりではないのです。Nyans邸におけるバッテリ駆動の使いこなしの本質はこの先にあるのですから。
下流機器の200V駆動
アイソレーション・トランスをニチコン ポータブル蓄電システム ESS-P1S1の後段に入れる際に少しだけ触れましたが、LINNの機器は日本国内における一般的な100V駆動では本来の性能を発揮できません。
そのためNyans邸では大きなトランスで200Vで引き込んだ電気を240Vへ昇圧して、LINNのアンプ類を駆動することでそのポテンシャルを引き出しているわけです。つまりここまでのオールバッテリ駆動ではすべて100V駆動でLINNの機器は本来の性能を発揮できていないわけです。
そこで、MFPCとHugo 2で再生していたLINN KLIMAX SOLO/d 2台を昇圧して駆動して、上流をバッテリ駆動、パワーアンプを240V駆動して聞いてみることになりました。
こんなデモをどこで聞くことができるというのでしょうか。本当にバッテリの比較といい、240V駆動のLINNといい、他では体験できない貴重な体験をさせていただけるのは幸甚です。
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