試聴環境
試聴システムは前回同様ですが、DACにHugo 2、トランスポートにMFPC 4台構成で再生します。
- フロントスピーカー:B&W 802D3(Pair)
- モノラルパワーアンプ:LINN KLIMAX SOLO/d× 2
- プリアンプ兼DAC:CHORD Hugo 2
- MFPC 4台構成(Remote/Server/Bridge/Buffer)
本来はプリアンプはLINN KLIMAX DSM/2が担う予定でしたが、RCA入力を持たないため、接続の都合でプリアンプはHugo 2が担います。
音源
比較に使った音源は以下の曲です。
「Grace Mahya – Last Live at DUG」から1曲目「Route 66」
出てくる音は濃く太く
MFPCをHugo 2経由でKLIMAX DSM/2に接続しようとしましたが、KLIMAX DSM/2にはRCA入力端子がありません。
そこで仕方なくKLIMAX SOLO/dに直接接続し、Hugo 2でボリュームコントロールを行う、つまりHugoをプリアンプ兼DACとして使う形で再生しました。ケーブルはわずか1000円程度のありふれたケーブルです。
Hugo 2を馬鹿にするわけではありませんが、DACとしてのHugo 2は優秀だとしても、所詮はヘッドホンアンプですから、一般的なオーディオ機器のプリアンプとして使うには荷が勝ちすぎます。
どうしてもヘッドフォンで音を出しすぎて暴れているような音の粗さがありましたが、そんなディスアドバンテージを覆し、出てきた音はおよそPCオーディオとは思えない、太くて濃い鮮度の高い音でした。
とはいえ、およそこの小さなパソコンと複雑な接続、そしてHugo 2というチープなプリアンプからは想像できないほど鮮烈な音で、音が飛んでくるような勢いのある音には驚きました。これがもっと良いDACなら、ちゃんとしたプリアンプで接続できていたなら、おそらくもっと鮮度の高い音を出していたであろうという期待をさせる音でした。
コメント
RoonならLinuxにもインストール出来ますしプロセスカットしたwindowsよりも
軽量なLinuxもあるのでwindowsにこだわる必要ないのになと思います
この記事と全然関係ない事ですが◯蔵に裏でバカ呼ばわりされてますよ
https://twitter.com/sinshusoba/status/1149716974932336640
やまださん、コメントありがとうございます。
MFPCの体験は上流の大切さを教えてくれる面白い体験でした。
Linux派、Windows派にはそれぞれ主張はあるようですが、ガチンコで比較したことがないので私にはなんともいえません。
教えていただきありがとうございます。
職業柄彼はそれをいさめる立場だと思いますので残念ですが、特に怒ってはいません。目を覚ましていただけるといいですね。