接続は通常のインターネットルータから、20mほどの長尺UTPケーブルでSTP非対応のスイッチングハブへと接続し、スイッチングハブにはRoon RemoteとRoon Server、そしてバッファPCが接続されています。
DACへデータを送信するRoon Bridgeとの接続は、スイッチングハブに接続された無線LAN親機から無線LAN専用子機へ無線で飛ばした後、無線LAN専用子機から、また長尺のUTPケーブルで接続します。
それぞれのパソコンは日本トラストテクノロジーの大容量バッテリーから、5V/12V/19Vで供給されており、Nyans邸のバッテリ駆動と合わせてオールバッテリ駆動となります。
ネットワーク的な観点でみると
無線LANを専用ルータを使うことでパソコンの負荷を下げ、Roon Bridgeと他のパソコンとの間を専用無線子機で複数の端末を無線LANで接続しないことで、無線LANルータと子機の動作を最小限に抑えつつ、DACと直接接続するRoon Bridgeが他のPCから受けるノイズの干渉を防ぐ狙いがあると思います。
また長いUTPケーブルを使うと、外来ノイズには無防備になりますが、シールド内に蓄積したノイズの影響はなくなりますし、接続された機器からのノイズは、長いケーブルを伝達する間に減衰してその影響を低減することが可能になります。
個人的には束ねた状態はコイルとして機能する恐れがありますので、まっすぐ伸ばしておく方がいいとは思いますが、デモではそこまでできないのでしょうね。せめて八の字にして束ねるとかすれば少しは違うと思いますが、理にかなっているという風に見えます。
最小プロセスが故の起動儀式
これらのパソコンは、それぞれの役割に専念するため通常のWindowsに比べてはるかに少ないプロセスで動作しています。そのためそれぞれの起動の順番を誤ると正常に起動しないそうで、このデモの最中も画面上にエラーが表示されるシーンがありました。
エラーを吐き出すとマウスやキーボードを接続する必要がありましたが、一度起動してしまえばコアに接続された専用ディスプレイをマウスで操作しつつ、SDカード内に収容されたデータを問題はなく再生できます。
コメント
RoonならLinuxにもインストール出来ますしプロセスカットしたwindowsよりも
軽量なLinuxもあるのでwindowsにこだわる必要ないのになと思います
この記事と全然関係ない事ですが◯蔵に裏でバカ呼ばわりされてますよ
https://twitter.com/sinshusoba/status/1149716974932336640
やまださん、コメントありがとうございます。
MFPCの体験は上流の大切さを教えてくれる面白い体験でした。
Linux派、Windows派にはそれぞれ主張はあるようですが、ガチンコで比較したことがないので私にはなんともいえません。
教えていただきありがとうございます。
職業柄彼はそれをいさめる立場だと思いますので残念ですが、特に怒ってはいません。目を覚ましていただけるといいですね。