密度の高い柔らかい空気感
カーボンファイバーシールド無のStandardシリーズに統一して感じられる傾向ですが、一音一音をくっきり描き出すという感じではなく、倍音や余韻などの弱信号の広がりがよく、密度の高いやわらかい空気感を描き出すのが得意で、音像よりやっぱり音場の表現を大切にしているよう感じます。
電源環境が良ければS/N比も高く音数は多く、音の陰影が深くはありませんが低音は量感が感じられ、写実ではなく音楽性というか雰囲気を重視しているのかなと思います。柔らかい雰囲気がお好きな方なら合うでしょうね。まぁ日本未発売ですので使う方はほとんどいらっしゃらないと思いますが。
absolute-POWER CORDは非常に音の陰影やレスポンスの高い電源ケーブルなので、WestminsterLab CableのStandardシリーズはその真逆をいくような傾向を持つケーブルです。DCケーブルを付属品から交換した時に感じたように、音の密度が高くストレートに電源のエネルギー感が伝わってくる電源ケーブルだと思います。
プラグを奢れば…
こうした音の傾向はプラグの影響も大きいかなと思います。ハイレゾ的な傾向を求められる昨今の傾向を踏まえれば、ケーブル(導体)に対してプラグが負けているのかなと。
例えば、プラグをFURUTECH FI-50M NCF(R)/FI-50 NCF(R)にすれば、S/N比は向上、音像もクッキリさせてくれると思うので、ケーブルとしては価格が価格だけにプラグをもう少しグレードの高いものにしたら導体や変則ツイスト構造ももっと生きるのでは?個人的には思います。
実はこのWestminsterLab Cable Powerは1.5mを1本、2mを2本、計3本お借りしていまして、この後にレビューする機材の付属品としてお借りしたものです。その機器とは?3本は何に使うかはお楽しみに。
Her-
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