Cisco GLC-LX-SM
今回試聴するのは、Cisco GLC-LX-SMです。
ネットワーク機器の世界ではCiscoというのは世界の標準とされているシェアの高いメーカーで、前回聴いたStarTech.com GLCLXSMRGDSTも「Cisco製GLC-LX-SM-RGD互換」と謳われており、影響力の大きさを物語っています。私もネットワークエンジニアとして現場で働いていた時は、CiscoのSFPモジュールをなじみが深いですね。
物足りない
S/N比の高さは一定以上で、空間表現もある程度広さも感じられますが、密度は薄く、高音に刺激というか雑味があります。全体的に音数が少なく静かで何か物足りません。
低音は重くドッと鼓膜を押しますが、硬くスッと消えて物足りず、切れが良いというのとは違って必要な部分がスポイルされているような感覚があります。ピアノの音も響かず、バイオリンの音には雑味があり、全体的に基音は強いが、余韻は少なく音残りがよくありません。
見た目はFinisarやStartech.comのSFPモジュールと大きな違いはないんですが、出てくると音は全然違い、何もかもが物足りないもどかしい印象です。これはメルコシンクレッツDELA S100との組み合わせでもあまり芳しくない感想だったと思うので、ネットワークオーディオ用途には向いていないのかなぁ。
最後は変わり種、筐体の大部分がプラスチック製のSFPモジュール、FOUNDRY TRP-G1L1BCFYを聞いて相性を見てみることにしましょう。
SOtM sNH-10G Special EditionにおけるSFPモジュールの比較(5)FOUNDRY TRP-G1L1BCFY
緩い音 2019年1月末に、光メディアコンバータの機能を搭載したSOtM sNH-10Gというオーディオ向けのスイッチングハブをお借りしたことがあり、2021年8月にそのスペシャルエディション仕様が販売開始されたと聞いて、2種類のスペシャル...
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