ルータを複数使ってルータの多段利用を考えます。
(4)ルータで分離する②ルータの多段化
家庭用のルータだと、ルータの多段化も方法の一つとなります。分離したいネットワークと通常利用しているネットワークとの間を家庭用のルータで接続して、別のネットワークとして分離します。
これなら以前使っていたルータなども流用できますし、比較的コストは抑えられそうです。この方法メリット、デメリットはこんなところでしょうか。
メリット
- 比較的安価なルータで実現できる
- 2つのネットワークに分離できる、余計なパケットを削減できる
デメリット
- 2つのセグメント間で通信をするにはポートマッピング設定が必要になる可能性
- シアタールームのインターネットへの通信が、本来のネットワーク上を経由する
一般的な家庭用ルータで実現できるのは価格の面で大きなメリットですが、NAT(Network Address Translator)機能(厳密にはNAPT(Network Address Port Translation)になりますが…)をオフにすることができない機種もあるので、その場合は本来のネットワークから、シアタールームのNASなどへ接続する際に、ポートマッピングなどの設定が必要となります。気軽に2つのセグメント間で通信できませんし、少し設定が面倒になることは確かです。「ローカルルータモード」のようなものがあってNAT(NAPT)機能をオフにできれば不要です、コストも設定も少なくて済みそうです。
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