DMP-UB900で試聴
最後にDMP-UB900で試聴をしてみます。
試聴ソフト
4Kにアップコンバートしたスターウォーズエピソード3の冒頭、宇宙船等のシーンなどを見てみます。
音について、従来よりも重厚な低音の厚みを感じるのに、その低音に音が埋もれずに出てくるのに少し驚きました。明瞭で音の輪郭が立っていて、英語の発音がすごく聞き取りやすく感じる。「ず」とか「す」とかささくれることなくよく聞こえる。無音の中にある気配が伝わってくるような空気感。ライトセーバーのブンブン音も、ブゥンブゥンと厚みがあります。
映像について、明るいだけではなく暗いところの階調表現が細やかで、暗い部分の色が鮮やかに感じられます。ソースは一般的なBlu-rayソフトなので、SDRを拡張した擬似HDRの映像ですが、ピークが伸びているためかHDR感が向上します。
服の凹凸感や質感がとても柔らかに表現されていて、割れて飛び散るガラスのキラメキが艶やかに飛び散る様子や、暗い中にある腕の金属やアクセサリーの光沢感が生々しくて印象的ですね。
全体を通して
NCFプラグを使ったときにも感じていたことですが、音が出たとたんに暗闇の中にスポットライトを浴びた楽器などが浮かび上がるようにして立ち上がってくる、無音部分と音が出てきたときの急峻な立ち上がりと、無音への引きの早さ、音の静と動のコントラスト、彫りの深さがずば抜けています。
これがどういうところに生きてくるかというと、例えば低音が激しく出ているようなシーンでは、低音が分厚く音場を満たすような状態だと、他の繊細な音はかき消されてしまいますが、低音が強く、そして急峻に立ち上がって消えるので、他の繊細な音がちゃんと間を縫って顔を見せるようになります。
音の解像度と迫力の同居を可能にしている点は、やわらかな余韻を引き出すNCFプラグとNCFコンセント、急峻な音のレスポンスを可能にするPC-TripleCを使った電源ケーブルの組み合わせで起こる”妙”という感じがします。プラグがロスなく伝えるのでPC-TripleCの特長がはっきり出ているように感じられます。
NCFプラグ、NCFコンセント共に、長年維持してきた電源環境を入れ替えるのにまったく問題を感じません。本格的にコンセント交換工事をしたいと思います。
RTP-6 absoluteは私の環境では口数が多すぎますし、内部のコンセントが直列接続されている構造上、接点を減らす意味でも電圧降下を防ぐ意味でも、口数が少ない方がよさそうな気がするので、一度返却して口数の少ないものに変更しようと思っています。理想は各ブレーカーから並列でRTP-2 absoluteを並べる形かもしれません。馬鹿みたいに金額が跳ね上がりますが…。
ただ4口にするだけではなく、もう1つ試してみたいことがあります。それはまた後日に。
Her-
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