VRはいずれ五感を刺激するものへ進化する
現在普及しているVRは視覚と聴覚を刺激するものにとどまっていますが、近い将来嗅覚を刺激するものは出てくると思います。またグローブの着用などによって触覚も導入される可能性は高いでしょう。味覚には課題が多いので導入されるのに時間がかかると思いますが、いずれ五感全てを刺激することが出来るVR技術が開発され、世界のVRへの依存度が高まっていくと推測されます。
海でも山でも宇宙でも旅行は家にいながら出来ますし、共有空間で擬似的に人と会って、デートをしたり、高級料理を好きなだけ食べたり、VR空間における結婚生活や育児体験なども可能になるでしょう。
そこにはVR空間だからこそ体験できるサービスなどのビジネスも展開されるでしょうし、まるでSFのような世界はそう遠くない未来に出来てしまうのではないかと思います。
依存と仮想通貨
すでにゲームの世界に依存する人々もいて、ゲーム世界の仮想通貨を現金化するRMT(Real Money Trading)によって生活しているゲーマーもいますが、VR世界はそれ以上に依存度の高い世界になると思います。多くの人がつらい現実世界から逃げ出して、VR世界を主体として生きていこうとする人も出てくるでしょう。
ビットコインのような仮想通貨もVR世界にはうってつけの通貨です。今後仮想通貨の存在感もさらに大きくなっていくでしょうし、仮想通貨だけで生きていくことも可能になるかもしれません。仮想世界のサービスは元手があまりかからないと思うので、ビジネスチャンスも大きいですし、VRサービスで爆発的に利益を上げるVR長者も出てくることでしょう。
強くVR世界に依存した状態が続けば、人間は映画「マトリックス」の世界のようにいつの間にかAIの家畜となり絶滅へと向かうのかもしれませんが、絶滅するかどうかは置いておいて、VR技術は今後のオーディオヴィジュアル、ゲーム、そして経済においても重要なデバイスになっていくと思います。
私もそう遠くない未来にVR環境を構築したいと思っています。
Her-
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