OTGケーブル
この問題を解決するためには、まずOTGケーブルと言われる、充電とUSBデバイスとの接続を両立するためのケーブルを用意する必要があります。
右のUSB TypeAオス端子から電力供給を行い、左のMicroB端子からMiix 2 8に電力を供給します。右側の下USB TypeAメス端子にはUSB機器を接続し、Miix 2 8と接続します。このケーブルを使うことによって、本来どちらかしかできない接続を同時に行うことができます。
OTGケーブルの仕組み
通常MicroB端子の構造は、ピンが5本あり以下のような配線になっています。
- 電源供給用(VBus)
- データ転送用(D-)
- データ転送用(D+)
- 空き
- 電源供給用(GND)
充電用ケーブルはこの内データ転送用の2本がない、もしくはショートされていて、充電専用ケーブルとして認識します。配線を2本に減らすことによってコストカットしているのでしょうね。
OTGケーブルはこの内、4番の空き端子が5番にショートされていて、ショートされていることを認識したスマートフォンは親となる仕組みになっています。USB-ACアダプタからの電力供給と親の役割を両立可能とするためには、専用のケーブルが必要と言うことになります。
OTG USB HUB
Miix 2 8を外出時のモバイルパソコンとして使用していたときはOTGケーブルだけで足りていましたが、このままだとポート不足で、リッピングドライブは接続できませんので、追加でOTGに対応したUSBハブとしてTIMELY OTG HUBを購入して使っています。
このUSBハブは、外出時などのUSB-ACアダプタを使用できないUSBバスパワーで動作する環境と、家に居るときのようなUSB-ACアダプタから電力供給を受けることができる環境などの用途に応じて、タブレットから給電するか、USB-ACアダプタ側から給電するかを切り替えられるようになっています。
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