整理すると以下のような数値の変化となります。
- 1000mv→Force bar H1P→410mv→Dirty Electricity Filter→384mv
- 1000mv→Dirty Electricity Filter→400mv→Force bar H1P→165mv
Force bar H1Pは、唸りの原因となる供給電源に混入した直流成分を減衰させる機能を搭載しているとメーカーの説明にには書かれていますが、その前段階で余分なノイズを取り除いておく方が、その性能を発揮するのかもしれません。
Dirty Electricity Filter導入前後の比較試聴
試聴曲は以下の「アクロス・ザ・スターズ~ジョン・ウィリアムズ傑作選」の1曲目、3曲目を使って行いました。
劇的な変化と言えるほどの差異はありませんでしたが、試聴曲の冒頭の金属をたたく音、この余韻の広がり方でS/N比が比較が簡単にできました。
導入後はややおとなしくなるような印象はありますが、金属の響きが艶やかにきらびやかに感じられ、叩いたときに広がる音の層が、幾重にも重なるミルフィーユのようにより薄く細やかにほぐれているのが分かります。また低音が締まり、より輪郭のある質感の良い低音に変わります。
蓄電池のインバータノイズとの相性はよさそう
以前、Nyans邸でニチコン ESS-P1S1→アイソレーション・トランスから供給されている電源タップにDirty Electricity Filterを接続してBroadband EMI Meterで測定してみると、1000mv以上あった測定値が100mv以下に削減されました。
今回のPower YIILE3に対する測定結果を見ても、蓄電池システムのインバータノイズに対するDirty Electricity Filterの効果は有効と見てよさそうです。
さて次回はNyansさんが持ち込んだノイズフィルタ系のアイテムに触れておきましょう。電源環境のノイズと、信号ケーブルのノイズを除去するアクセサリです。
Her-
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コメント
課題もありますが効いて良かったですねぇ。
青フォレさん、コメントありがとうございます。
予想通りPower Yiile3にもDirty Electricity Filterは効くようで持参した甲斐がありました。
こうして自分の環境を含めて計測のサンプルを増やすとわかることもあるでしょうね。