アイソレーション・トランスはCSE IP-2000(主に上流機器)とTX-2600Z(主に下流機器)です。※ご本人からご指摘いただいたため、TX-2600Zの記載を追加しました。
IP-2000は2011年9月に発売された機種で、当時の価格は税込273,000円。TX-2600Zは2010年12月に発売された機種で、当時の価格は税込260,000円です。
CSE IP-2000の特長
オーディオ機器が内蔵している電源整流回路は、大容量のコンデンサーや整流ダイオード等によりスイッチングノイズや寄生振動を発生し、周辺のオーディオ機器に大きな悪影響を及ぼしているのは周知の事実です。
ウェーブ・リストレーションはこれらの寄生振動や波形歪を二つのコイル(検出コイルと回生コイル)を組み合わせた磁気漏洩型リアクトルで修復し、クリーン・エネルギーとしてオーディオ機器に供給します。
CSE TX-2600Zの特長
コイルの上に鉄芯を巻く新発想のバランスフォーマーは電力会社から供給される電力をオーディオ機器に適した形に変換する電源システムです。 特殊なWBトランスを使用しコイルの外側に鉄芯を巻く方法でインピーダンスの低い、電源を実現しています。200Vから100Vへ変換も可能です。バランスフォーマーでは入力電圧が100V・200Vを問わず、出力はオーディオ機器に適した100Vになります。
200V電源は流れる電流が100V電源の1/2になるため電圧変動も半減し、その結果音の躍動感が飛躍的に改善され、さらに給電方式が平衡給電になるため、オーディオにとって大敵のコモンモード・ノイズの影響をほとんど受けなくなります。これは非常に大きなメリットです。
突入電流や逆起電力が発生しないゼロクロス・スイッチは、100V/200V対応の新設計です。トランスの不定期なうねり音を減らす DCサプレーッサーを搭載しました。出力コンセントは、ホスピタルグレードにロジウムメッキを施したへ弊社独自のオーディオグレードをです。付属の電源コードは、3.5sq3芯コード1.8m。固定金具にてACインレットにしっかりと固定できます。
CSE IP-2000とTX-2600Zの仕様
IP-2000 | TX-2600Z | |
定格出力 | 2000W | 2600W |
出力電圧 | 100V | |
出力コンセント/数 | オーディオグレード/6口 | |
入力電圧 | 100V/200V | |
入力方式 | IEC ACインレット | |
外形寸法 | W346×H150×D410 | W346×H150×D435 |
質量 | 26kg | 19kg |
付属品 | 一般用電源ケーブル | 一般用電源ケーブル・固定金具 |
IP-2000は付加機能として、ゼロクロス回路、DCサプレッサー、4%昇圧機能、ウェーブ・リストレーションなどを搭載しています。TX-2600Zには付加機能として、ゼロクロス・DCサプレッサーなどを搭載しています。
試聴環境
試聴環境はざっくりですが以下のとおりで、KLIMAX DSM/2による再生でRoonを操作したものと、DELA直結の音を聞かせていただきました。
- フロントスピーカー:B&W 802D3(Pair)
- プリアンプ兼ネットワークオーディオプレーヤー:LINN KLIMAX DSM/2
- モノラルパワーアンプ:LINN KLIMAX SOLO/d× 2
- NAS:DELA N1ZH
- NAS:QNAP HS-251+
- スイッチングハブ:日本テレガートナー M12 GOLD SWITCH
- サーバー:Roon Nucleus+
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