0 SIM の特長
0SIMを提供しているnuroモバイルのHP(“http://mobile.nuro.jp/“)より引用抜粋すると、0SIMの特長は以下のようなものになっています。
月間通信量500MB未満は無料。以降100MBごとに100円(税抜)。
2GB以上ご利用になった場合は1,600円定額で5GBまで高速通信をご利用いただけます。※データ専用プランの場合
SIMカードが届いたらAPN(接続先)設定をしてすぐに使えます。
- 上記料金に対し、データ+SMSプランは150円、データ+音声プランは700円が加算されます。
- データ専用プラン、データ+SMSプランについては、開通手続き後、3ヶ月連続してデータ通信のご利用がない場合、自動的に解約とさせていただきます。
- 本サービスは、個人のお客様向けとなります(法人契約はお受けしておりません)。
- 本サービスは予告なくお申し込み受付を終了する場合があります。予めご了承ください。
これに加えて登録事務手数料3000円(税別)とSIMカード準備料400円(税別)が必要となるので、合計3400円+税は必要となります。実質無料で使うことを考えると初期手数料は高く感じますが、致し方ありません。
課題は3つ~毎月利用、500MB超過、速度~
実質無料で使うために3つの課題が残ります。
1つ目は注意書きにある「開通手続き後、3ヶ月連続してデータ通信のご利用がない場合、自動的に解約とさせていただきます。」という内容です。
今回私が使おうとしているのは月末に通信量が5GBを超過した場合に、逃げ道として使う用途ですが、この場合、3か月連続で利用機会がないというシチュエーションも考えられますので誤って解約してしまう可能性が残ります。つまり、毎月必ず利用をするように何かしらの利用用途を考えておかなくてはいけません。
2つ目は「500MB」の壁です。実質無料で使うとなれば、データ使用量が500MBを超えてしまっては意味がありません。毎回使用時に越えないかビクビクしながら使うなどというのは、あまりに非効率的ですから、そんなことを気にするくらいならdocomoに1000円払って増速した方がマシです。これも自動的に500MBを超える一歩手前で使用を自動的に中止させる手立てが必要となるでしょう。
そして3つ目に、重要な課題となるのが利用する際の「速度」の問題です。格安SIMは基本的にMVMO(Mobile Virtual Network Operator)ですから、大手通信事業者から通信回線を借りて、それを複数のユーザーでシェアする形になるため、通常の大手通信業者の通信に比べると速度が遅くなります。
実質0円で運用できてしまう「0SIM」ともなれば、一人一人に割り当てられる帯域は非常に狭くなって、利用する際はかなり遅くなる恐れがありますので、通信が集中するお昼時や通勤時間帯はまともに利用できるレベルなのか気になるところではあります。
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