IPv6でインターネットを高速化できるか？(1)IPv6(IPoE)通信を使って高速化できないか調査～IPv6ブリッジ、IPv6 PPPoE、IPoE、IPv4 over IPv6

ASAHIネットIPv6接続確認ページ

契約しているISPであるASAHIネットのIPv6に関するページを確認してみます。IPv6接続確認ページ”https://v6.asahi-net.jp/”があったのでアクセスしてみると、「ASAHIネットのIPv6で接続しています」と表示され、IPv6のIPアドレスが表示されていました。

WG2200HPは製品の特長として、以下のように記載されています。

IPv6 IPoE方式(v6プラス、MAP-E、DS-Lite)およびPPPoE方式には対応しておりませんが、【IPv6ブリッジ機能】により、「IPv6」方式の通信でもルータを介さずに通過させて通信できるので、ひかりTVなどの「IPv6」方式を利用した映像配信サービスもご利用いただけます。

※Aterm公式HP(“https://www.aterm.jp/”)より引用

IPv6ブリッジ接続を有効にしているだけで「IPv6で接続しています」と表示されているわけですが、前述のIPv4 over IPv6技術によってIPoEによって接続できているわけではないので、通常のインターネット接続はIPv4網に接続していることになります。

さらにIPv6接続テストサイトで詳しく見てみる

IPv6接続テストサイト(“http://test-ipv6.com/”)にアクセスすると、IPv6網の接続テストができます。この時IPv4接続とIPv6接続両方のIPアドレスが表示されます。

表示されたIPv4のIPアドレスは定期的に変わりますが、以下の条件ならIPv4 over IPv6技術による接続ができていることになります。

133.32.xxx.yyy
xxx： 224～255　のいずれかの値
yyy： 0～255　のいずれかの値

120.51.xx.yyy
xx：41～48のいずれかの値
yyy：0～255のいずれかの値

WG2200HPはもちろんIPv4 over IPv6技術による接続ができませんので、当然上記の条件には合致しませんでした。