ブロードバンドルータをNEC Aterm WR9500NからWG2200HPへ変更したら10倍速い～オーディオ用の設定の引継ぎ～

静的ルーティング～オーディオ向け～

さて、通常の家庭ではまずやらないであろう設定がこの静的ルーティングになります。オーディオルーム(192.168.2.0/24)向け、シアタールーム(192.168.3.0/24)向けに、YAMAHA RTX1200を使って専用LANを構築しています。

ネットワークオーディオ用ルータをYAMAHA RTX1100からRTX1200へアップグレード

YAMAHAルータの設定の引継ぎは簡単 ネットワークオーディオにおいて、ネットワークに接続された各機器からのノイズや余計な通信を遮断することは、音質向上を図る上で重要な要素であると思いますが、我が家ではパソコンや家電などが接続されたネットワ...

hermitage-netaudio.com

2020.01.13

RTX1200には家庭内LANと接続している端子に「192.168.0.254/24」というIPアドレスを設定してあり、RTX1200のデフォルトルートはブロードバンドルータ(WR9500N)に向けてあります。※デフォルトルートは困ったときにとりあえず相談する相手だと思えばわかりやすいでしょうか。知らない通信は全部デフォルトルートへ渡します。

ブロードバンドルータは、RTX1200の配下にある2つのアドレスグループ((192.168.2.0/24と192.168.3.0/24)とは直接接続していないので、これらのアドレスが宛先に指定された通信の行き先を知らず通信できません。

このため、「192.168.2.0/24、192.168.3.0/24が宛先の通信はRTX1200(192.168.0.254)に渡してください」という意味の経路情報の設定(道路の行き先表示のようなもの)しなくては通信できないため、ブロードバンドルータから2つのアドレスグループ(192.168.2.0/24と192.168.3.0/24)をRTX1200にルーティングしておく必要があります。

RTX1200の設定と合わせて、ブロードバンドルータに上記の設定をしておけば、オーディオルームやシアタールームは家庭内LAN内の通信を遮断しつつ、オーディオルームやシアタールームのiPadはインターネットに接続できますし、テレビやレコーダーはVODサービスなどを利用可能になります。