きめ細かい音の粒
モバイルバッテリによる駆動に変更してみると、解像度やS/N比は一段向上し、ややキツさは残るものの、先ほどまで感じていた声が篭るような印象はさほど感じられなくなりました。音の分離感も向上し、男性の声と女性の声のハーモニーは、それぞれの声が各々主張しつつ、まとまらずに良くほぐれているのが感じられます。
DRA-100と比較してもM-CR611が持つ空間表現に優れていますが、さらに磨きがかかり空間に余裕があって、粒立ちの良い余韻が広がっていきます。リスニングポイントの後ろまで拡がるような余韻はありませんが、まだ伸び白はあるように感じられます。
さて、次はLANケーブルの交換です。
LANケーブルの交換
スイッチングハブFX-08miniとM-CR611の接続は、昔から所有している長さ40cmのCat.7 LANケーブルサンワサプライ KB-T7-004NVNです。
これを以前コストパフォーマンスの高いと感じたThe Chord Company C-stream Ethernet LANを使ってみます。
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試聴曲などは、先ほどのと同じ曲で、モバイルバッテリも接続したままで、試聴してみます。
柔らかく扱いやすい
デジタルアンプのキツさを中和するまでに至りませんが、C-stream Ethernet LANに交換すると音に柔らかさと厚みが出て、温度感が少し上がった印象を受けます。解像度も申し分なく、システムの外観から受ける印象以上に音場のスケール感は大きく、手をいれてやると音場感にその手応えが素直に現れるのは扱いやすさを感じます。
ではもう少し突っ込んでネットワークのノイズを取り除いてみましょう。
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