iPowerの極性はイギリス仕様で日本とは逆なので、逆向きに壁コンセントに取り付けます。
この写真を見るだけでも改善すべき点が多いのは一目瞭然ですね。
試聴システム
では前回に引き続き以下のシステムで試聴してみることにしましょう。
- スピーカー:Sonus faber Chameleon T
- プリメインアンプ:Marantz PM-14S1
- ネットワークオーディオプレーヤー:LUMIN X1-Black model-
- NAS:QNAP TS-119(別室)
劇的な変化ではないが
劇的に変化というわけではありませんが、音の肌理が整い、音が素早く立ち上がって、無用な音を残さず消えることによって音のキレが増し、特に低音は音が凝縮して腹に響くようなインパクトが強く感じられます。
空間の見通しが広がりホール感が増しつつ、力強い基音と柔らかな倍音と余韻が広くなった空間を満たすので、空間は広くなったのに音の密度感は増しているという相反する要素が調和している印象です。
マスタークロックを入れたときのような驚くほどの変化までは行きませんが、ACアダプタの交換によって、音の揺らぎが軽減されていることを実感します。
もっとX1のポテンシャルを引き出してあげないと、200万円がもったいないですね。
低消費電力機器ならiPower
ACアダプタのノイズ低減の手段としてiPurifier DC2がありますが、こちらは機器へのノイズを低減できる一方で、ACアダプタ自体が周囲へ及ぼす影響までは抑えることができませんが、iPowerは接続した機器へノイズを低減することに加え、通常のACアダプタのように同じコンセントに接続された他の機器へ悪影響を及ぼさないところにメリットがあります。
ただ、iPowerは低消費電力のものにしか使えないのがデメリットで、iPurifier DC2の方が対応の幅が広いというメリットがあります。用途に応じて使い分けをして良い所取りをするのが良いですね。
市販のネットワーク機器をオーディオ用途に使う際には、iFi-Audioの製品は手軽に使える価格なので、また追加で購入するつもりです。
今後は振動対策とSFPや光メディアコンバータの違いの比較などに手をつけてみたいと思っています。
Her-
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